先日アフレコシーンが公開された日本語吹替版の声優陣が一堂に揃った本会見。主人公でコアラのバスター・ムーンの声を演じた内村は「毎日が修行みたいで、“プロは違うな”と実感しながら勉強になった時間でした」と振り返り、パンクロッカーのヤマアラシ・アッシュを演じる長澤は「声優と、歌を歌わなきゃいけないのがプレッシャーだった」と振り返りつつ「パンクにロックに決めてみました」と自信を見せた。
会見では、バスター(内村)とアッシュ(長澤)が歌う「コール・ミー・メイビー」や、グンター(斎藤)が歌う「バッド・ロマンス」、ロジータ(坂本)が歌う「ファイヤーワーク」のシーンなどが上映された。そのほとんどが英語歌詞で、内村は「恥ずかしいです。これが全国で流れると思うと手に汗が・・・」と苦笑。「支配人で、あまりうまくないという設定なので、まさみちゃんがうまいので」と振られた長澤は「発音の先生もいらっしゃって厳しく指導していただいた。なかなかOKがでなくて・・・」と苦労を語り「言葉として理解できないとだめと厳しく、あまり思い出したくないくらい大変でした」と振り返った。また、自身が演じるアッシュについては「女子は感情移入できる。ピリッとスパイスが効いたところが好き」と語った。
アフレコ時に「ハリウッドへの第一歩を踏み出した」とコメントしていた斎藤は「山寺さんの前では、発言を撤回したいです」と話しつつ「僕はスーパースターになりたい身ですから、今回コネクションを作れるかな。発音を教えてくれる先生が夢への第一歩」と笑いを誘った。内村演じるバスターの親友であるエディを演じる宮野は、実はプライベートでもつながりがあるといい「たまたま同じトレーニングジムに通っている」と明かし「(内村が)どこを鍛えているか知っている」と笑いを誘った。
劇中では、人生の転換期を迎える動物たちが次々と出てくるが、大地は「宝塚に入った時、トップスターになった時に、責任感や仕事に対するプロ意識が改めて出た」と振り返った。斎藤は「M-1・・・と言いたいところなんですけど、23歳で禿げてきた時。人生と頭皮が切り開いた」と話すと場内からは大きな笑いが起きた。
また、個性豊かなキャラクターたちが魅力的な本作だが、演じたキャラクターに似ているキャストについて話が及ぶと、山寺と大地以外が同時に斎藤を指さし、長澤は「顔が似ている」、内村は「モデルなのかなと思う」と次々に口にした。内村が自身が演じたバスターに似ていると指摘した大地は「前向きで明るいキャラクターがぴったり。そのまんま」とそっくりであることを明かした。
最後に内村は「豪華な出演者の吹替版と字幕版、二度映画館で楽しめる。団結しあって歌うところは圧巻だと思う」と本作をアピールした。
『ミニオンズ』『ペット』のイルミネーション・エンタテインメントの最新作。コアラのバスター・ムーンが劇場を立て直すために世界最高の歌唱コンテストをプロデュース。感傷的にやさしく歌うハツカネズミ、内気なティーンエイジャーのゾウ、25匹のコブタの面倒を見る母親、自由になりたいギャングスターのゴリラ、横柄な彼氏を捨ててソロになるべきか葛藤するパンクロッカーのヤマアラシ。動物たちが自らの未来を変える機会となることを信じて集結する。
映画『SING/シング』は2017年3月17日(金)よりTOHOシネマズスカラ座ほか全国で公開!
監督・脚本:ガース・ジェニングス
出演:マシュー・マコノヒー、リース・ウィザースプーン、セス・マクファーレン、スカーレット・ヨハンソン、ジョン・C・ライリー、タロン・エガートン、トリー・ケリー、ニック・クロール、ジェニファー・サンダース、ピーター・セラフィノーウィッチュ、レスリー・ジョーンズ、ジェイ・ファロア、ニック・オファーマン、ベック・ベネット
配給:東宝東和
©Universal Studios.