沢尻エリカ


松坂桃李主演『不能犯』のヒロイン・多田友子役として沢尻エリカが出演することが決定した。

不能犯とは―〈呪い〉や〈洗脳〉で殺すなど、目的は犯罪だが、常識的に考えて実証が不可能な行為。そのため、たとえ相手が死んでも罪には問われない。主人公・宇相吹正は、赤く光る妖しい瞳から放つ不気味な能力で、人の心を操る男。“不能犯”であるため犯罪を立証できない。ヒロイン・多田友子は、正義を貫く女刑事。宇相吹がコントロールできない唯一の存在。ターゲットを確実に死に至らせる宇相吹だが、さじを投げる警察に、心を操られない女刑事・多田が立ち上がった―。主人公・宇相吹を松坂桃李、女刑事・多田を沢尻エリカが演じる。

今回、ヒロインの刑事・多田友子を沢尻エリカが演じることが決定した。署内一の美女だが、嘘と曲がったことが大嫌い、溢れる正義感で悪を倒し、口は悪いが部下や改心した前科者の面倒見もよく、人望厚い姐御肌の“デキる”刑事。原作では男性だが、宇相吹(松坂桃李)の妖艶な魅力を引き立たせるために、女性へと変更された。さらに多田刑事は宇相吹の赤く光る眼と対峙し、その術が効かない存在であることから、彼女を演じる女優には“眼力の強さ”が必要とされた。芝居の熱さと吸い込まれそうな眼力を誇る沢尻エリカにオファーされ「いつかアクションをやりたかった」と快諾し、沢尻は初の刑事役に挑戦することになった。

沢尻エリカ(多田友子役)コメント

今回の作品は、初めての刑事役でアクションにも挑戦しました。私が演じる多田友子という役は、原作では男性のキャラクターですが、映画では女性の設定になっています。キャラクターのイメージは男性そのままで、正義感や意思が強く、内に秘めた熱いものを持った男っぽい女刑事になっています。そして松坂さんは、本当に漫画から出てきたんじゃないかと思うほどイメージ通りのミステリアスな宇相吹を演じられていました。役者として尊敬できる素晴らしい方でした。そんな松坂さんや私の支えになっていたのが、白石監督でした。白石監督はとてもチャーミングな方で、映画自体は怖いシーンもありますが、現場を和やかにしてくれるムードメーカーでもあり、とても楽しい現場でした。すごくワクワク、ドキドキしながら撮影をしていました。素敵な作品に仕上がると思います。是非楽しみにしていて下さい。

都会のど真ん中で、次々と起きる変死事件。現場では、必ず黒スーツの男の姿が目撃される。男の名は宇相吹正(松坂桃李)、彼こそがSNSで噂の“ある電話ボックスに殺してほしい理由と連絡先を書いた紙を貼ると、必ず引き受けてくれる”という謎の男だった。ターゲットは確実に死に至るのだが、その死因は病死や自殺に事故―。そう、宇相吹の犯行は、すべて〈不能犯〉なのだ。警察の上層部もさじを投げる中、ただ一人、立ち上がったのが、女刑事・多田友子(沢尻エリカ)。しかも何度か宇相吹と“対決”するうちに、多田だけは宇相吹に心を操られないことがわかっていく―。

映画『不能犯』は2018年に全国で公開!
監督:白石晃士
原作:原作/宮月新、画/神崎裕也「不能犯」(集英社「グランドジャンプ」連載)
出演:松坂桃李、沢尻エリカ
配給:ショウゲート
(C)宮月新・神崎裕也/集英社・2018「不能犯」製作委員会