ウェス・アンダーソン監督待望の最新作『Isle of Dogs(原題)』が日本を舞台にしたストップモーション・アニメーションとして製作開始されることが発表された。
全世界で大ヒットし、アカデミー賞最多9部門ノミネート・最多4部門受賞『グランド・ブダペスト・ホテル』(2014)の製作陣が再結集するウェス・アンダーソン監督最新作『Isle of Dogs(原題)』。全編にわたり日本を舞台とし、失踪した愛犬を探す少年と犬たちの壮大な旅と冒険をストップモーション・アニメーションで描く。声優陣は、ビル・マーレイ、ジェフ・ゴールドブラム、エドワード・ノートン、ハーヴェイ・カイテル、ティルダ・スィントン、F・マーレイ・エイブラハム、ボブ・バラバン、野村訓市といったアンダーソン監督作品常連の豪華俳優陣に加え、スカーレット・ヨハンソン、グレタ・ガーウィグ、ブライアン・クランストン、リーブ・シュライバー、コーユー・ランキン、ヨーコ・オノら多彩な才能が集結。
知的で型破りな脚本とそれを独特の手法で映像化する才能、そしてユニークな映画作家としてだけでなく、アート映画をビッグヒットに導くことのできる唯一無二の存在であり、全世代において最も才能あるフィルムメーカーの一人であるウェス・アンダーソン。本作を全世界で配給するFOXサーチライトの共同社長、ナンシー・アトレー氏、スティーヴ・ギルラ氏は「私たちは、ウェス・アンダーソン監督の独創的な創造力から生み出される最新作で、行動を共にすることに興奮を覚えます」とコメントしている。アンダーソン監督からみた日本とは一体どんなものなのか?“誰も見たことがない日本”への旅に興奮を覚えることになるだろう。
ウェス・アンダーソン監督 日本のファンに向けた特別メッセージ
物語はどこが舞台でも起こり得るものですが、私たちは今回、とてもシンプルな理由で最新作の舞台として日本を選びました。それは、私が狂おしいほど、日本の映画、アート、食べ物、そして文化が大好きだからです!私たちは黒澤明監督、宮崎駿監督作品に対して深い敬意を持っているのと同様に、北斎や広重の絵画、そして今作に協力いただいている、現在活躍中の数多くの日本人俳優、アーティスト、ミュージシャンに敬意を感じています。願わくば、この作品を通して、外国人である私から日本のストーリーテリングに対する熱烈な関心、尊敬の念、そして賞賛を伝えられれば幸いです。
本作は2018年の公開を予定。