韓国映画史上に残る究極のサスペンス・スリラー『哭声／コクソン』の製作秘話が明かされる特別映像が解禁された。

本年度カンヌ国際映画祭で上映されると観る人を震撼させ、韓国では観客動員数700万人に迫る大ヒットを記録した韓国映画史上に残る骨太なサスペンス・スリラーである本作。43歳にして初の主演作となるクァク・ドウォンが警官ジョングを演じ、村人を惑わすよそ者を、その強烈な存在感で韓国の映画ファンを虜にし、熱狂的な支持を得た日本の俳優・國村隼が演じる。さらにファン・ジョンミン、チョン・ウヒなど演技派俳優が顔を揃えた。平和な村で起こる不可解な事件。あなたが見ているものは本当に真実なのか―？

今回、本作の圧倒的な映像と世界観を作り上げた撮影に迫る特別映像が解禁された。主人公の警察官ジョングを演じるのはクァク・ドウォン。監督はその演技のレベルの高さについて「まるで射撃精度の高い銃ですね。絶対に命中します」と絶賛。ドウォンは全身全霊で撮影に打ち込む姿を確認できる。韓国の大スターであるファン・ジョンミンは、圧倒的なカリスマ性といかがわしさを放つ祈祷師イルグァンを演じているが「こんなシナリオは久しぶりです。10年経ってもこんな映画は出てこないでしょう」と断言。7分以上にも及ぶ圧巻の除霊シーンの撮影風景では「我を忘れて跳ね回りましたが、自分でも驚いた瞬間がありました」と振り返った。

平和な村を混乱に陥れるよそ者を演じた國村隼について、監督は「彼はカメラの中での自分の役割を正確に把握しています」と称賛。村での事件解決のカギを握る目撃者ムミョンを演じたチョン・ウヒは「出演しない理由はありませんでした」と語り、ナ・ホンジン監督も彼女に「最もパワフルな女優でしょう」とその根性を讃えている。公開まであと少しの本作。究極のサスペンス・スリラーとしての魅力が凝縮した本映像を見て、映画公開前の予習をするのはいかがだろうか。