日本発SFアクションの金字塔を実写映画化した『ゴースト・イン・ザ・シェル』のワールドプレミアが3月16日（木）に新宿・歌舞伎町で行われ、スカーレット・ヨハンソン、ピルー・アスベック、ジュリエット・ビノシュら来日キャスト、ビートたけし、ルパート・サンダース監督のほか日本人キャストが登壇した。

レッドカーペットでは、攻殻機動隊のコスプレイヤーたちが寒空の中でキャストの登場を待つファンたちの前に登場。続けて、来日したプロデューサー陣4人と、記者会見にも出席したスカーレット・ヨハンソン、ビートたけし、ピルー・アスベック、ジュリエット・ビノシュ、ルパート・サンダース監督、さらに日本人キャストとして山本花織、泉原豊、福島リラ、桃井かおりが登壇し、集まったファンと触れ合った。

ステージに登場したスカーレットは「日本はワールドプレミアを開催するのにふさわしい場所で、来ることができて感動しています。私たちが楽しく作ったように、みなさんにも楽しんでいただきたいです」と挨拶。たけしは「この作品は、原作が日本のアニメと漫画です。実写版がすごいんじゃないかという感じがします。私にとっては感謝感激です」と本作を絶賛した。また、たけしは「物忘れが激しいときは、カンペをスカーレットさんに持っていただいた」と驚きの告白。泉原がその様子を見ていたことを明かした。

ピルーは「（漫画の原作者である）士郎（正宗）さんや、（アニメの監督である）押井（守）さんに観ていただいて誇りを持っていただける作品。（自身が演じる）バトーは体も大きいし、持っているハートも大きい。素晴らしいキャストとご一緒できて夢がかなった」と本作での出会いに感謝を語った。8年ぶりの来日となったジュリエットは「大好きな日本に戻ってこれてよかったです。和気あいあいとしていて、深い感情を込めた現場で、楽しく感動的でした」と振り返った。

続けて日本人キャストの桃井は「映画ではスカーレットさんと絡んでいるのですが、芝居をしていて本当にいろいろなものを与えてくれる最高の女優さんです。人間としてもかっこよくて最高で、現場にいられるだけで幸せでした」と大絶賛。これには思わずスカーレットが桃井と熱い抱擁を交わした。キャラクター名で紹介され、思わず「（自身が演じる）キャラクターのことを言っていいって知らなかったです」と苦笑する福島は「素晴らしい作品に携われて光栄です」と笑顔を見せた。本作が映画デビュー作となる山本は「すべてが初めての体験だったので、すべてが思い出です」と緊張した面持ちでコメント。また、泉原は「自分の名前が刻まれるのが光栄です」と笑顔を見せた。

世界でただ一人、脳以外は全身義体の世界最強の少佐率いるエリート捜査組織公安9課。ハンカ・ロボティックスの推し進めるサイバー・テクノロジーを狙うサイバーテロ組織と対峙するが、捜査を進めるうちに、事件は少佐の脳にわずかに残された過去の記憶へとつながり、彼女の存在を揺るがす衝撃の展開へと発展する―。少佐役を『アベンジャーズ』シリーズでナターシャ・ロマノフ／ブラック・ウィドウ役を演じるスカーレット・ヨハンソン、さらにビートたけし、ジュリエット・ビノシュらが共演する。