読んでイヤな気持ちになる最悪の結末だが、後味が悪ければ悪いほど“クセ”になってしまう魅惑のミステリー<イヤミス>の傑作である秋吉理香子の小説「暗黒女子」が原作の本作。舞台はセレブな名門女子高、カリスマ女子高生・白石いつみの謎の死を巡り、彼女をとりまく文学サークルの仲間たちの壮絶なダマし合いが始まる―。若手演技派女優・清水富美加と、ティーンに絶大な人気を誇る飯豊まりえがW主演。さらに清野菜名、玉城ティナ、小島梨里杏、平祐奈と旬な若手女優が競演する。
今回解禁されたキャラクター別予告映像は、文学サークルの生徒6人の女子高生らしいキラキラした美しい顔とその恐るべき裏の顔、そして生徒と禁断の恋に落ちるサークル顧問・北条(千葉雄大)という7人のふたつの顔をたっぷり捉えたネタバレ寸前の映像。
事件の真相を探る文学サークル副会長・澄川小百合(清水富美加)
いつみの大親友で、いつみを“太陽”としたらそれを支える“月”のような、圧倒的な静けさと気品を持つ。いつみの裏の顔を知りつつ、その二面性にも惹きつけられ全てを捧げてきた。親友の死後、真相を探るために闇鍋朗読会を開催。いつみの机に百合の花を手向けて泣き崩れその喪失に動揺を隠せない。映像の最後で、冷たい視線を送る先にいるのは一体誰なのか―。
死んだ学園のカリスマ・白石いつみ(飯豊まりえ)
理事長の娘として全校生徒の憧れの的の存在だが、自分の美しさには時間制限があることを悟り、自分の中にある物足りなさに気付く。美礼を誘惑するような態度を取ったりディアナを跪かせたりと恐るべき別人格ぶりを見せ、サークルの顧問である北条との激しいラブシーンも。そして、校舎の屋上から落下し死んだはずの彼女は静かに目を開く―。
女子高生作家・高岡志夜(清野菜名)
中学3年の時に書いたデビュー小説が新人賞を受賞したプロの作家。文学サークルのムードメーカーで元気いっぱいの性格だが、小説の外国語翻訳にこだわりを見せるいつみに困惑している。彼女に弱みを握られ、泣きながら自作に関するある弁明をする。理事長であるいつみの父親と親しくなり、妖しく耳打ちをしながら不敵な笑みを向ける―。
ブルガリアからの留学生・ディアナ・デチェヴァ(玉城ティナ)
ディアナが住むブルガリアの小さな村にいつみがホームステイにやってきたことをきっかけに留学し、いつみへの想いは人一倍強い。いつみの横に写る写真がディアナとは髪型が違っていることが、彼女の裏の顔に迫る大きな手掛かりとなっている。誰にも分からない言葉で呪いの言葉を吐き、恐ろしい形相で人形に釘を指す―。
学園一の秀才・二谷美礼(平祐奈)
成績優秀な特待生として入学したものの劣等感から居場所を見つけられずにいたが、いつみに誘われ文学サークルに入部。アルバイトでいつみの妹の家庭教師をすることに。いつみへの憧れは日に日に強くなるが、ある秘密を握られてしまう。一見真面目で内向的な彼女が、車いすを引きながら見せる恐ろしい笑みの意味は―。
老舗料亭の娘・小南あかね(小島梨里杏)
実家のお店は兄が継ぐことが決まっており、親への反発と好きな料理への想いを文学サロン併設のキッチンにぶつけ、日々メンバーたちにお菓子を作って振舞っている。そんなある日、お店が放火の疑いのある火事で焼失し、拠りどころを失ってしまう。その一方で、実家の前でうつろな表情でライターに火を点ける姿も―。
文学サークル顧問教師・北条(千葉雄大)
文学サークルのメンバー達が作りだす雰囲気についていけず、形だけの顧問に甘んじている。生徒達の前で見せる気弱な一面と、いつみとの禁断の恋に走る男らしい裏の顔を捉えたものに。北条バージョンは、この映像のために千葉がナレーションを撮り下ろしており、いつみや他の生徒達を俯瞰しつつ、北条の内面を吐露するテイストとなっている。
澄川小百合(清水富美加)
白石いつみ(飯豊まりえ)
高岡志夜(清野菜名)
ディアナ・デチェヴァ(玉城ティナ)
二谷美礼(平祐奈)
小南あかね(小島梨里杏)
北条先生(千葉雄大)
映画『暗黒女子』は2017年4月1日(土)に全国で公開!
監督:耶雲哉治
原作:秋吉理香子「暗黒女子」(双葉文庫)
出演:清水富美加、飯豊まりえ、清野菜名、玉城ティナ、小島梨里杏、平祐奈/升毅、千葉雄大
配給:東映/ショウゲート
©2017「暗黒女子」製作委員会 ©秋吉理香子/双葉社