「月刊アフタヌーン」(講談社刊)で連載され、その圧倒的な画力と斬新な殺陣描写により「時代劇」というジャンルを超えたと話題を呼んだ本作。木村が演じるのは、不死身の体を持つ剣士・万次。「面倒くせぇ」が口癖だが、頼りがいのある男が引き受けたのは、“最初で最後”の少女の用心棒だった。海外の映画祭でも高く評価されている三池崇史監督がメガホンを取る。主題歌はMIYAVIが担当する。
今回解禁されたキャラクターPV映像では、万次と凜、そして2人を取り巻く個性豊かな強敵たちの姿が収められている。果たして、万次と凜の行方とは?“ぶった斬り”アクションエンターテインメントである本作の見どころをそれぞれのキャラクターにフィーチャーした。
1.万次と凜の関係を描いた「絶対、守る編」(※公式サイト内でのみ鑑賞可能)
両親を殺され復讐を誓う少女・凜はある日、謎の老婆から”不死身の侍”の存在を耳にする。江戸中を探し周り、ようやく見つけたその男の名は万次。顔に大きな傷を持ち、異形の武器を携えた独眼のその男は、妹を失って半世紀、生きる糧を失いただただ生きていたが、どこか妹の面影を残す凜の願いを受け、万次は敵討ちを手伝う。本映像では、復讐を誓う凜の強い眼差し、それを不器用ながらに見守る万次の姿が収められている。果たして凜のかたき討ちの行方とは―。手に汗握るクライマックスは必見。
2.万次と凜を狙う天津影久(福士蒼汰)率いる最強剣客集団・逸刀流の謎の刺客たちが収められた「冷徹美剣士編」
流儀や格式に囚われず、あらゆる武器・剣技を用いて勝つことのみを目指す剣客集団、逸刀流の当主・天津影久。すべての流派の垣根を取り払って統一することを目的に、江戸中の道場に戦いを挑んで潰し続けています。面差しは静かだが、冷酷であり、杉咲凜が演じる少女・凜の両親を己の野望の為に惨殺する。本映像では、「名実ともに逸刀流を江戸の頂点を極める」と野望を明かし、気合は十分。本作で初めて殺陣をこなす福士蒼汰の華麗なアクションシーンも収められており、今までの福士蒼汰のイメージを覆す、万次との対決に期待がかかる。
3.逸刀流を狙う集団・無骸流に属する皆殺しのサディスト・尸良(しら)演じる市原隼人と金髪美女剣士・百淋(栗山千明)らの「ぶっとび悪人編」
逸刀流を狙う集団・無骸流に属し、自分たちと組んで天津影久を倒そうと万次に持ち掛ける尸良は、自分の汚れた欲望をかなえることしか頭になく、常識が一切通用しない危険極まりない存在。相手が女子相手でも、容赦なく暴力をふるう残虐非道な男。一方、尸良とともに無骸流に属する金髪の謎の美女・百淋(栗山千明)は気風の良い姉御肌の剣士で、逸刀流を狙うのには、ある事情を抱えている。本映像では、敵も味方もカネ次第という残虐非道な皆殺しのサディスト・尸良がなんのためらいもなく快楽として人を殺める姿が収められている。残忍なキャラクター・尸良を演じた市原は「本当にすごい役で、どのようにアプローチするか悩みました。一匹オオカミで、ハイエナのように残虐な人間なので、ハイエナが生きたまま動物を捕食する映像を毎日見ながら、そしてここでは言えないような残虐な映像をみながら演じました」と驚きの役へのアプローチ法を明かしており、劇中でのぶっとび具合を劇場で確認しよう。
4.天津率いる逸刀流の美脚剣士で天津に密かな想いを寄せる乙橘槇絵(戸田恵梨香)に焦点があてた「それでも好き編」
天津影久が「奥の手」と呼ぶ、逸刀流の刺客。普段は遊女に身を投じているが、想いを寄せる天津からの命令で万次を“排除”しに現れる。元々は武家の娘に生まれますが、兄より剣の才能があったために、誇りを傷つけられた兄が自殺してしまうという過去を持つ。そのことから本当は人を斬ることに恐れを抱くが、天津への想いがあるため“屈折した愛のカタチ”として、人を斬り続ける。本作で初めてのアクションシーンを演じた戸田恵梨香は「アクションに対して無知だったのでその無知な私に色んなコツややり方を木村さんがすごく丁寧に教えてくださって、本当に助けられながらやってこられました」と木村拓哉とのエピソードを語っており、劇中で披露される木村拓哉直伝のアクションシーンも必見。
5.万次を不死身の身体へと変えた謎の老婆・八百比丘尼(やおびくに)と幕府の策士演じる田中泯らの企みを予感させる「たくらみ編」
800年生きているという謎の老婆・八百比丘尼。瀕死の万次にとどめを刺してくれと頼まれるが、代わりに不死身の身体にしてしまう。本映像では万次を「哀れな男よのう」と呼び、不気味な笑い声を見せ、何かをたくらんでいることを予感させる。また、幕府の策士を演じた不気味な田中泯の姿や、名門道場の師範を演じた伊羽研水の怪しげな姿も収められており、様々な人々の思惑が万次と凜を取り巻くことが予想される。果たして、万次と凜の運命とは?八百比丘尼を始めとするキャラクターたちの企みにも注目だ。
また、本作の音楽を担当した作曲家・遠藤浩二によるオリジナル・サウンドトラックが4月26日(水)に発売されることが決定した。『十三人の刺客』、『ひみつのアッコちゃん』、『着信アリ』、『土竜の唄』、NHK朝の連続テレビ小説「とと姉ちゃん」など、既存のスタイルにこだわらず音楽、ドラマ、CM、アーティストなど様々なジャンルを手掛けている遠藤。オリジナル・サウンドトラックは、タワーレコード限定発売の他、一部公開劇場での販売を予定(※本CDには、本作の主題歌「Live to Die Another Day - 存在証明 -」/MIYAVIは未収録)。
「冷徹美剣士編」天津影久(福士蒼汰)
「ぶっとび悪人編」尸良(市原隼人)&百淋(栗山千明)
「それでも好き編」乙橘槇絵(戸田恵梨香)
「たくらみ編」八百比丘尼(田中泯)
映画『無限の住人』は2017年4月29日(土・祝)より全国で公開!
監督:三池崇史
原作: 沙村広明「無限の住人」(講談社『アフタヌーン』所載)
出演:木村拓哉、杉咲花、福士蒼汰、市原隼人、戸田恵梨香、北村一輝、栗山千明、満島真之介、金子賢、山本陽子、市川海老蔵、田中泯/山﨑努
配給:ワーナー・ブラザース映画
©沙村広明/講談社 ©2017映画「無限の住人」製作委員会