織田梨沙初主演の日豪合作映画『STAR SAND-星砂物語-』が6月に沖縄、8月に東京で公開されることが決定した。

日本とオーストラリアの各地で舞台を手掛け、大島渚監督『戦場のメリークリスマス』で助監督を務めるなど日本映画に造詣が深いロジャー・パルバースが、沖縄を舞台に平和への想いを込めて書いた小説を自身の監督により映画化した本作。ヒロイン役として出演するのは瑞々しい演技を見せる織田梨沙、また近年その演技力と表現力が出演作ごとに高まっている満島真之介、吉岡里帆、三浦貴大、ブランドン・マクレランドといったフレッシュで才能きらめく若手俳優たちが共演し、寺島しのぶ、渡辺真起子、石橋蓮司、緑魔子といった実力派キャストが名を連ねる。さらに主題曲は『戦場のメリークリスマス』以来、パルバース監督の長らくの友人である坂本龍一が本作のテーマに深い理解を示し、美しい旋律をこの映画のために生み出した。

ベトナム戦争を嫌って若い日に米国を去ったパルバース監督にとって「(戦時に)“戦わない”という裏切り」は生涯の主題になった。パルバースが2012年に初めて日本語で書いた小説「星砂物語」は、太平洋戦争中の沖縄で「“戦わない”という裏切り」を犯す“卑怯な”米兵と“卑怯な”日本兵とその二人を見つめる少女の物語だった。劇作家・井上ひさしの絶賛を受けて小説「星砂物語」を公表した時から、パルバースは「この物語を自らの手で映画化したい」と思い始めた。これは、自分がかつて助監督を務めた大島渚監督『戦場のメリークリスマス』の小さな姉妹篇だ。星砂のように、小さく、美しい、戦争映画であり、自分の「“戦わない”という裏切り」の最終章である。撮影は、2016年に太平洋戦争の激戦地の一つ、沖縄県・伊江島にて行われた。

ロジャー・パルバース監督 コメント

織田梨沙の起用理由
わたしは40年にわたって、芝居の演出や映画関係の仕事をしていますが、織田梨沙さんほど演技の深さとエモーションの広さを表現する若い女優は見たことが ありません。 彼女は、星砂いっぱいの空に新しい星をもたらした大スターだ。

映画『STAR SAND-星砂物語-』は2017年6月下旬より沖縄で先行公開、8月上旬より東京で公開!
監督・脚本:ロジャー・パルバース
出演:織田梨沙、ブランドン・マクレランド、満島真之介、三浦貴大、吉岡里帆 寺島しのぶ、渡辺真起子、石橋蓮司、緑魔子
2017年/日本、オーストラリア/110分
©2017 The STAR SAND Team