全米で4館から600館まで口コミで広がり話題となった『はじまりへの旅』のヴィゴ・モーテンセンとマット・ロス監督のインタビュー映像が解禁された。

本作は、ヘンテコ一家の不器用な生き方に、笑いと勇気をもらえる感動のロードムービー。主人公は独特な教育方針のもとで世間と切り離された森で育った子どもたちと厳格な父親。風変わりで個性的なキャラクターの彼らが旅をする中で、世の中とのギャップに戸惑いながらも自分たちらしさを失わずに生きようとする。父・ベンを演じるのはヴィゴ・モーテンセン。米バラエティ誌「2016年最も注目すべき監督10人」に選ばれた気鋭のマット・ロス監督が、アメリカの雄大な景色と美しい音楽に乗せて描く一家再生の物語。

今回解禁されたインタビュー映像では、子どもたちの父親・ベンを演じるヴィゴ・モーテンセンとマット・ロス監督が本作の撮影を振り返り、子どもたちとの共演や“鹿との撮影”などについて語っている。「子供達は、アラゴルンのファンだった」と語るヴィゴ。『ロード・オブ・ザ・リング』でヴィゴが演じたアラゴルンも会話のきっかけになった様子を明かしている。マット監督は「野生の鹿を探すのに1日かかった。動物トレーナーと一緒にね。鹿は本来訓練できる動物ではない。だから僕らは鹿のためにまる1日使って森ごと作り出した」とその苦労を明かしている。

映像では、ヴィゴがお気に入りのシーンを明かしているほか、「高いところが苦手」なヴィゴにとって難しかったのはロッククライミングのシーンだったことも語られている。そして「誰もが間違う時もあれば正しい時もある。そのバランスが大事なんだ。一家が自分たちの道を見つけていくようにね」と締めている。