熊切和嘉監督×綾野剛主演『武曲 MUKOKU』の“闘うことでしか生きられない男たちの魂の対決を映し出した”予告編が解禁された。
破滅か、救いか―。闘うことでしか生きられない男たちの激しく燃えさかる魂の対決を描いた本作。幼い頃から剣道の達人だった父に鍛えられた矢田部研吾は一目置かれる存在だったが、ある事件から生きる気力を失いどん底の日々を送る。そんな時、もう一人の師匠が立ち直らせるために一人の少年・羽田融を送り込むが、彼は恐るべき剣の才能の持ち主だった。『私の男』の熊切和嘉監督最新作。主人公・矢田部研吾を綾野剛、羽田融を村上虹郎が演じる。
今回、本作の予告編が解禁された。本映像は、台風を目前にした豪風の中で、生きる気力を失いどん底の日々を送る主人公の研吾(綾野)に、恐るべき剣の才能を持つ天衣無縫な高校生の融(村上虹郎)が「お父さん殺したんですか」と挑発的なセリフを投げかけるシーンから始まる。さらに、研吾の師である僧侶・雪峯(柄本明)や行きつけの小料理屋の女将・三津子(風吹ジュン)といった研吾をとりまく人々のセリフから、研吾と父親・将造(小林薫)との間に重大な出来事があったことを予感させる。映像では、研吾と融が台風の中で泥にまみれながら剣を介して魂をぶつけ合う死闘の壮絶かつ幻想的な様子を確認することができる。
本作のアクション指導を行ったスタントチーム・GOCOOの高槻祐士氏は「GOCOOでは武道場での乱闘とラストの決闘シーンを担当しましたが、初の合同練習の時、綾野君は入ってくるなり他の部員役のメンバーに丁寧な自己紹介後、軽いウォーミングアップを提案し、その後も気持ちの持ち方や技術的な事等も自分から積極的に話しかけ、心身ともに皆を盛り上げていました。乱闘シーンの最後の技を変えたかったんですが相手の力量も有り迷っていた時、全く同じ手を綾野君から満面の笑みで提案され、思わず採用してしまいました。(笑) 綾野君は本当に『天才的な努力家』で、及ばずながらも少しでも力を貸したいと思わせる素晴らしい俳優であり人間だと、再確認した作品でした。」とコメントが寄せられている。
また、叙情派シネマティック・バンド“あらかじめ決められた恋人たちへ”による本作の主題歌「Fly feat. 吉野寿」が4月5日(水)18時より本作の 公式サイトにてフリーダウンロードできることが決定した。
映画『武曲 MUKOKU』は2017年6月3日(土)より全国で公開!
監督:熊切和嘉
原作:藤沢周「武曲」(文春文庫刊)
出演:綾野剛、村上虹郎、前田敦子、風吹ジュン、小林薫、柄本明
配給:キノフィルムズ
©2017「武曲 MUKOKU」製作委員会