日本発SFアクションの金字塔を実写映画化した『ゴースト・イン・ザ・シェル』の“水上で行われる闘いのシーン”の本編映像が解禁された。

世界でただ一人、脳以外は全身義体の世界最強の少佐率いるエリート捜査組織公安9課。ハンカ・ロボティックスの推し進めるサイバー・テクノロジーを狙うサイバーテロ組織と対峙するが、捜査を進めるうちに、事件は少佐の脳にわずかに残された過去の記憶へとつながり、彼女の存在を揺るがす衝撃の展開へと発展する―。少佐役を『アベンジャーズ』シリーズでナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウ役を演じるスカーレット・ヨハンソン、さらにビートたけし、ジュリエット・ビノシュらが共演する。

今回、オリジナル版でも屈指の名シーンのひとつである、主人公が光学迷彩で敵を圧倒する戦闘シーンを圧倒的なハイクオリティで描いた本編映像が解禁された。レインコートを着た男が駆け抜けてきた先は、サイバーパンクを象徴するようなネオン煌めく近未来都市が奥に広がる用水地。不穏な気配を感じ取った男が銃を乱射するも手ごたえはなく、次の瞬間、光学迷彩で景色に完全に同化した少佐(スカーレット・ヨハンソン)が男を一蹴。姿を現してもなお無類の強さを発揮し、完膚なきまでに叩きのめす。

攻殻機動隊シリーズが描く近未来の世界観を象徴する名シーンとして名高く、オリジナルでも人気の高いこのアクションシーン。スカーレット・ヨハンソンの体当たり演技はもちろんのこと、あまりにも見事な映像技術で再現された少佐の光学迷彩シーンをデザインしたのは、ニュージーランドに拠点を置きVFXの最先端を行くWETAワークショップ。この世界的に有名なデザイン・特殊メイク工房でクリエイティブ・ディレクターを務めるサー・リチャード・テイラーは本作の話を聞いた時のことを「アーティストとして、ファンとして、私たちはこのプロジェクトに参加せずにはいられなかったよ。原作は私たちWETAのみんなにとって大きなインスピレーションをもたらしてきた作品だし、そのキャラクターたちをアニメから取り出して、実写映画用の生きて動くキャラクターに作り上げるなんて機会は、想像もつかないほどのチャンスだったんだ!」と興奮気味に振り返る。

映像表現に定評があり、もともと攻殻機動隊シリーズの大ファンだと公言しているルパート・サンダース監督も「サー・リチャード・テイラーはテクノロジー、科学、そしてアートを横断できる数少ない映画製作者のひとりだよ。私は軽々しくこの言葉は使わないが、やはり彼は天才だ。志を同じくし、アーティスティックで、科学的で、才能に溢れた彼とそのチームに本当に参加して欲しかったんだ」とこの場面を満足いくまで描けたのはテイラーのおかげであると大賛辞を送っている。

本作では、ハリウッドが誇る超一線級のスタッフによる原作への大いなる愛とリスペクトが込められ、スカーレットをはじめとする俳優陣の熱演によって「攻殻機動隊」のさらなる進化が映しだされている。

映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』は全国で公開中!
監督:ルパート・サンダース
出演:スカーレット・ヨハンソン、ビートたけし、マイケル・ピット、ピルー・アスベック、チン・ハン/ジュリエット・ビノシュ
配給:東和ピクチャーズ
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