全米で4館から600館まで口コミで広がり話題となった『はじまりへの旅』の“超重要シーン”を収めた本編映像が解禁された。

本作は、ヘンテコ一家の不器用な生き方に、笑いと勇気をもらえる感動のロードムービー。主人公は独特な教育方針のもとで世間と切り離された森で育った子どもたちと厳格な父親。風変わりで個性的なキャラクターの彼らが旅をする中で、世の中とのギャップに戸惑いながらも自分たちらしさを失わずに生きようとする。父・ベンを演じるのはヴィゴ・モーテンセン。米バラエティ誌「2016年最も注目すべき監督10人」に選ばれた気鋭のマット・ロス監督が、アメリカの雄大な景色と美しい音楽に乗せて描く一家再生の物語。

今回解禁されたのは、メインの場面写真にもなっている、キャッシュ一家が奇抜な恰好をし、母レスリーの葬儀が行われるニューメキシコの教会に乗り込んでいくシーンの本編映像。お葬式なのに真っ赤なスーツやガスマスクなどを着用し乗り込んできた彼らにレスリーの父をはじめ他の参列者はあきれ顔。しかしキャッシュ一家はそんなこと気にしない。神父の話を遮り、ベンは自ら壇上に上がってレスリーの話を語りだす。その一言目はなんと「レスリーは仏教徒でした」―。周囲の雰囲気も気にせずレスリーの思い出を語る父ベンと、そんな父を見守る子供たち。社会の一般常識からはズレまくっている一家なのに、思わずうらやましいと思ってしまうくらい家族の絆が伝わってくるシーンとなっている。

キャッシュ一家の旅の目的は、母レスリーの最後の願い＝“遺言”を達成すること。果たして母の願いとは何なのか？そして、森を出てきた一家はこれからどうなるのか？そのキーポイントとなる“超重要シーン”だ。