映画初主演となる若手演技派女優・松岡茉優が恋愛ド素人OLを熱演する本作は、暴走する恋をリアルに、イタく、キュートに描く、痛快コメディ。原作は「蹴りたい背中」で第130回芥川賞を受賞した作家・綿矢りさによる同名小説。微妙な年頃の女性の行き場のない感情をリアルに描いている。メガホンを取るのは、現代の女性のリアルを優しい視線で描いてきた大九明子監督。24歳まで恋愛経験ゼロの遅咲きな主人公・ヨシカが繰り広げる、悩んでは傷つき、暴走する恋の行方を、誰しもが最後まで応援したくなる痛快コメディに仕上げた。
今回、主演の松岡茉優演じるヨシカを取り巻くキャストが解禁された。“2人の彼氏”に、渡辺大知(黒猫チェルシー)、北村匠海(DISH//)、そして石橋杏奈、片桐はいり、古舘寛治などが共演する。“2人の彼氏”を自分の中で、イチ、ニと勝手に命名し、“リアルな恋愛”と“脳内片思い”を繰り広げるという極度に捻じ曲がった乙女心を披露するヨシカ。そんなヨシカの“リアルな恋愛”の彼氏として、ヨシカに鬱陶しがられるほど猛アタックをし、若干強引に(?)彼氏となる男・二を熱演するのが、黒猫チェルシーでボーカルを務めながら、『色即ぜねれいしょん』で俳優デビューするなど役者としても独特の存在感を放つ渡辺大知。そして、“脳内片思い”の彼氏には、DISH//でボーカル・ギターを務め、『君の膵臓を食べたい』(2017)、『恋と嘘』(2017)など話題作への出演が控える今最も注目の若手俳優・北村匠海。ヨシカの中学時代からの片思いの相手・イチをクールかつ魅力的に演じている。さらにヨシカを取り巻く共演者として、ヨシカの恋を搔き乱してしまう同僚に石橋杏奈、ヨシカの話し相手になる釣りのおじさんに古舘寛治、同じアパートに住む少しおかしな隣人に片桐はいり。24歳まで恋愛経験ゼロの遅咲きな主人公・ヨシカが繰り広げる、悩んでは傷つき、暴走する恋の行方を、誰しもが最後まで応援したくなる痛快コメディに仕上がっている。
渡辺大知(黒猫チェルシー)コメント
脚本を最初に読んだ時から主人公のヨシカのキャラクターに釘付けで、ぼくは撮影中、実際に、空回りしながらもヨシカにずっと一直線でした。主演の松岡さんは芯が強くて、可愛いのにひねくれてて、まさにヨシカそのもので、とても魅力的でした。
松岡さんを始め、この映画はいろんな魅力的な人物や景色で溢れている映画です。それぞれの魅力が画面をはみ出しているところを、ぜひご覧ください!
北村匠海(DISH//)コメント
台本を読んで、まず、独特な役名だなぁという印象から始まりました。“あーいるいる”って要所要所で感じる松岡茉優さん演じるヨシカがとても面白く、僕自身も楽しみながら台本を読み進めることが出来ました。松岡茉優さんとは3度目の共演になります。お互い初めて会った日からは、6年ほど経っているのですが、しっかりと魅力的な演技をされるので、やはり一緒に芝居するのが楽しかったです。ヨシカと共に色んな感情になれるような映画だと思っています。ぜひ劇場でご覧ください。
大九明子監督コメント
役名が、イチ、ニ。男を番号で呼ぶ小気味良さよ。一応現場では君付けで呼んでいました。渡辺大知君が、面倒な男・ニ君をサイコーに愛しい男にしてくれました。ご自身も作り手だからでしょうか、視点が客観的でさすが!という時もあれば、何だニそのものじゃんカワイイ、と思う時もありました。あと、手が美しい。北村匠海君とは、イチ君が記号のようなイケメンにならないよう、相談しながら繊細に作りました。北村君は頭も良く、瞬発力もあり、日の出を待って数分で撮らねばならない慌しい中でも、演出に一瞬で対応してくれたのが印象的です。
映画『勝手にふるえてろ』は2017年に全国で公開!
監督・脚本:大九明子
原作:綿矢りさ「勝手にふるえてろ」(文春文庫)
主演:松岡茉優、渡辺大知(黒猫チェルシー)、石橋杏奈、北村匠海(DISH//)、古舘寛治、片桐はいり
※正式には外字の舘(舎官)となります。WEB上では表現できない文字のため「舘」を使用しています。
配給:ファンム・フィルム