第69回カンヌ国際映画祭に同時出品された巨匠ジム・ジャームッシュによる『パターソン』（原題：Paterson）、『ギミー・デンジャー』（原題：Gimme Danger）が2作品連続で8月と9月に公開されることが決定した。

『パターソン』は、『スターウォーズ／フォースの覚醒』（2015）や『沈黙-サイレンス-』（2016）に出演し、今やハリウッドの次世代を代表する俳優となったアダム・ドライバーが主演。「君の事を思いながらこのシーンを書いた」というジャームッシュ監督たっての希望で、永瀬正敏が『ミステリー・トレイン』（1989）以来27年ぶりにジャームッシュ作品に出演を果たした。本作でもジャームッシュの独特でオフビートな作風は健在、カンヌでも絶賛を受け、まさにこれまでの彼のフィルモグラフィーの一つの到達点と呼べる傑作になっている。『パターソン』は8月26日（土）より全国で順次公開される。

『ギミー・デンジャー』は、ジャームッシュ監督にとって『イヤー・オブ・ザ・ホース』（1997）以来、20年ぶりとなる音楽ドキュメンタリー。ジャームッシュと長年の親友である“ゴッドファーザー・オブ・パンク”イギー・ポップとの友情から制作がスタートし、8年かけて完成された。「この映画は、ロック史上最高のバンドへのラブレターだ」というジャームッシュ監督の言葉通り、伝説のバンド“ザ・ストゥージズ”にせまるジャームッシュの音楽観を集大成する全ロックファン必見の作品となっている。『ギミー・デンジャー』は9月2日（土）より全国で順次公開される。