「月刊アフタヌーン」(講談社刊)で連載され、その圧倒的な画力と斬新な殺陣描写により「時代劇」というジャンルを超えたと話題を呼んだ本作。木村が演じるのは、不死身の体を持つ剣士・万次。「面倒くせぇ」が口癖だが、頼りがいのある男が引き受けたのは、“最初で最後”の少女の用心棒だった。海外の映画祭でも高く評価されている三池崇史監督がメガホンを取る。主題歌はMIYAVIが担当する。
今回、本作『無限の住人』が第70回カンヌ国際映画祭のアウト オブ コンペティション部門として公式選出されることが決定した。『十三人の刺客』(2010)がベネチア国際映画祭に、『藁の楯 わらのたて』(2013)がカンヌ国際映画祭に選出されるなど、海外からも評価が高い三池崇史監督だが、カンヌ国際映画祭は『極道大戦争』(2015)以来2年ぶり6本目。木村拓哉はウォン・カーウァイ監督『2046』(2004)以来13年ぶりで、邦画・主演作品の公式選出は今回が初。杉咲花にとっては本作が初の世界三大映画祭の参加作品となる。
また、大島渚監督『戦場のメリークリスマス』(1983)、ベルナルド・ベルトルッチ監督『ラスト・エンペラー』(1987)、北野武監督『BROTHER』 (2001)を手がけるなど、国際的に活躍するジェレミー・トーマスがプロデューサーとして本作に参加。三池作品では『十三人の刺客』(2010)、『一命』(2011)に引続き、3度目のタッグを組んでいるトーマスが代表を務めるHanWay Filmsが本作の海外セールスを担当。「この素晴らしい作品に携われたことを誇りに思います。それぞれの役者の高い演技力、それをまとめ上げた三池崇史監督の演出は、世界中の人を興奮させ、心を打つに違いないと確信しております」と絶賛している。
木村拓哉(万次役)コメント
今回の知らせを、三池監督から直接電話で聞けた時には本当に嬉しかったです!海外の方がどう受け取って下さるのかが、とても興味深いですが、「1つの作品」として招待して頂ける事に本当に感謝します。
三池崇史監督 コメント
不死身の男=万次(木村拓哉)が、カンヌから世界に飛び立つことになりました。最高です。ありがとう。
第70回カンヌ国際映画祭は、5月17日~5月28日[現地時間]に開催。キャスト・スタッフの渡航は未定となっている。
映画『無限の住人』は2017年4月29日(土・祝)より全国で公開!
監督:三池崇史
原作: 沙村広明「無限の住人」(講談社『アフタヌーン』所載)
出演:木村拓哉、杉咲花、福士蒼汰、市原隼人、戸田恵梨香、北村一輝、栗山千明、満島真之介、金子賢、山本陽子、市川海老蔵、田中泯/山﨑努
配給:ワーナー・ブラザース映画
©沙村広明/講談社 ©2017映画「無限の住人」製作委員会