第２９回東京国際映画祭で観客賞・主演男優賞をW受賞したフィリピン映画『ダイ・ビューティフル』が7月２２日（土）より全国で順次公開されることが決定した。

本作は「ミスコン女王」として名を馳せるトランスジェンダー、トリシャ・エチェバリアの笑いと涙に満ちた数奇な人生をカラフルに描く感動作。昨年の東京国際映画祭で拍手喝采を浴び「最高にロック！」「どうしようもなく心がかき乱された」と性別や年齢を問わず圧倒的な支持を勝ち取り、観客賞を受賞。「奥深くにある秘密、弱さをさらけ出す演技力、艶やかさが備わっていた」と絶賛され主演男優賞を受賞した主演のパオロ・バレステロスは、本国では司会者として活躍するだけでなくビヨンセなどのスターのものまねメイクを自身の Instagram で披露し話題になっている。絶えずユーモアを持ち、苦境の中でもなお光り輝こうとあり続けたトランスジェンダー、トリシャの気高さを体現するその演技は観る者すべての心を虜にする。監督は『ある理髪師の物語』のジュン・ロブレス・ラナ。トリシャを愛した人たちとともに、彼女を見送る最後の時間が刻まれる―。

トリシャ・エチェバリアの突然の死。彼女の遺言は、埋葬前の儀式で毎夜異なるセレブの装いをまとうことだった。最期の願いを叶えようと親友たちは奔走する。自分らしく、美しくあり続けた彼女の人生を想い起こしながら。