北野武監督が初めて手掛けたシリーズプロジェクトで、裏社会の男たちの抗争を描いた究極のバイオレンス・エンターテインメントである『アウトレイジ』シリーズ。その人気シリーズが、前作から5年の月日を経て最終章を迎える。前作に引き続き「大友組」元組長・大友役をビートたけし、関西最大の組織「花菱会」幹部・西野役を西田敏行が演じるほか塩見三省、名高達男、光石研、中村育二、松重豊、白竜らが出演。《関東の山王会 vs関西の花菱会》の巨大抗争後、大友は韓国に渡り、日韓を牛耳るフィクサー張会長の下にいた。そこに韓国出張中の「花菱会」花田がトラブルを起こし、張会長の手下を殺してしまう。これをきっかけに、《韓国「フィクサー」vs関西「花菱会」》一触即発の様相を呈する中、「花菱会」では内紛が勃発。さらに大友が日本に戻ってくる・・・。
今回、特報映像とティザーポスタービジュアルが解禁。さらに新キャストが発表された。大友を慕う韓国・済州島グループの市川役に大森南朋、花菱会の花田役にピエール瀧、同・若頭補佐・森島役に岸部一徳、花菱会の新会長・野村役に大杉漣、花田の手下・丸山役に原田泰造、関東の組織「山王会」木村組・吉岡役に池内博之らがシリーズ初参戦することが決定。前作に引き続き出演するキャスト共に全員暴走、遂に全面戦争勃発する。
解禁された特報では超豪華キャスト陣の暴走ぶりを予感させる一瞬が映し出され、<全員悪人>という壮大な宇宙に放たれた巨大な弾丸に次々と名前がクレジットされている。また、大友がかっこよく銃を放つシーンもあり、わずか30秒の間に既に3発発砲。特報の最後には「大友さん、これで最後ですよね」と聞かれ、大友が「済んだと思うなよ」と裏切りの連続を示唆するセリフを放つ。先の読めない《裏切り》《駆け引き》《騙し合い》の結末はどんな決着をみせるのか―。
大森南朋(市川役)コメント
役者を始めた頃からずっと北野監督の映画に憧れていました。これまでも『Dolls [ドールズ]』『アキレスと亀』と2作品でお世話になってます。そして今回は、念願叶ってバイオレンス。念願叶ってアウトレイジ。もうこんな幸せな事はありません。北野組の撮影現場、たけしさんの横で「あぁ オレ 今 夢が叶ってるぅぅ」って スゲェ小さい声で呟いてましたもん。
ピエール瀧(花田役)コメント
初めて北野組に参加させていただきました、ピエール瀧です。全スタッフの見事なチームワーク、痺れるような本番の緊張感、そして時折垣間見ることができた監督の作品への姿勢と愛情、どれもが自分にとって素晴らしい体験でした。顔面世界遺産とも言える役者陣の”顔バトル”は、とにかく必見です(笑)
大杉漣(野村役)コメント
24年前の『ソナチネ』が、初めての北野映画でした。ちょうど今回の出演で10本目になりますが、常連などと思ったことはありません。やはり作品は、ひとつひとつなのだと痛感します。北野組のあの独特な緊張感と世界観はたまりません。また味わいたくなるのは僕だけではないはずです。
原田泰造(丸山役)コメント
念願の北野組、それも大ファンであるアウトレイジに出演する事が決まった時、嬉しさのあまり雄叫びを上げていました。現場では北野監督の包容力がとても大きく、夢見心地と緊張感が入り混じった味わったことのない気分で撮影に臨ませて頂きました。僕も皆さん同様暴走しております!公開を楽しみにしていてください!
池内博之(吉岡役)コメント
自分が俳優としてデビューしてから、北野作品に出演する事は自分の目標でもありましたので、決まった時は本当に嬉しくびっくりしました。現場は、スタッフ、キャストのとてつもない、いい緊張感が、リハから流れていて本番一発。テンポの速い撮影で、あっという間に終わるんです。たまに北野監督から演出上の指示がある以外は自由に演じさせてもらえるのですが本気でやらないと見透かされてそうで、ある意味怖かったですね。なので1カット1カットを全力で生きないといけないという思いが凄くありました。
岸部一徳(森島役)コメント
『座頭市』以来、久しぶりに参加しました。北野組の優しさ、静けさ、心地よさを感じた現場でした。言葉を使わない人間への愛情、そんなたけし映画が僕は好きです。
映画『アウトレイジ 最終章』は2017年10月7日(土)より全国で公開!
監督・脚本・編集:北野武
出演:ビートたけし、西田敏行、大森南朋、ピエール瀧、松重豊、大杉漣、塩見三省、白竜、名高達男、光石研、原田泰造、池内博之、岸部一徳
配給:ワーナー・ブラザース映画/オフィス北野
©2017『アウトレイジ 最終章』製作委員会