2010年に起きた海底油田爆発事故を映画化した『バーニング・オーシャン』の“大事故に遭遇した6人を体現した豪華キャストにフィーチャーした”特別映像が解禁された。

爆発から流出停止までの約3か月にわたって全世界が注視した[メキシコ湾原油流出事故]を描く本作。メキシコ湾沖の石油掘削施設が、海底油田より逆流してきた天然ガスの引火により大爆発を起こし、施設だけでなく海上一面が火の海と化したがこの事故は、世界最大級の“人災“でもあった―。監督はリアルなアクション描写に定評のあるピーター・バーグ。主演はマーク・ウォールバーグ、共演にカート・ラッセル、ジョン・マルコヴィッチ、ジーナ・ロドリゲス、ディラン・オブライエン、ケイト・ハドソンが名を連ねる。

事故発生から7年のメモリアルとなる今日4月20日。いよいよ明日公開となる本作『バーニング・オーシャン』で事故に遭遇した実在の人物たちを体現した6人のキャストをフィーチャーした特別映像が解禁された。「役者が全員、本当に才能豊かだから、名演技を見られて監督として楽しかった」とキャストたちの熱演に興奮するピーター・バーグ監督。奇跡の生存者の一人、電気技師のマイクを演じたマーク・ウォールバーグとは『ローン・サバイバー』に続いての2度目のタッグとなるが「真に迫ってると感じるから、観客はマークの芝居に共感できる」と全幅の信頼を置いている。初共演となるディラン・オブライエンも「マークはプロだ。いとも簡単に演じているように見える」と自然な演技に圧倒されたことを明かした。「どの演技もよかった。労働者をすごくよく理解している」と語るのは大事故に遭遇した夫の身を案じる妻フェリシア役のケイト・ハドソンだ。

『ワイルド・スピード ICE BREAK』、『ガーディアンス・オブ・ギャラクシー:リミックス』と話題の超大作への出演が続くカート・ラッセルは、施設主任のジミーを熱演し、現場作業員の安全を第一に考える責任感の強い男をまさに体現した。この役に「カート・ラッセルの名が挙がった瞬間に満場一致。誰もそれまでの意見を振り返らなかった」と明かす製作のマーク・ヴァ―ラディアン。事故のカギを握る人物で、ジミーたちと激しく対立する石油会社の管理職社員ヴィドリンという難役にはジョン・マルコヴィッチがキャスティングされた。掘削作業の遅れを取り戻すために安全テストをショートカット、泥水排出作業を急がせ事故を誘発した張本人ともいえる人物だが「マルコヴィッチの演技は、信じられない域」と語るのは、勇気ある女性作業員アンドレアを演じたジーナ・ロドリゲス。「僕の家では伝説の存在だ。あんな俳優は見たことがない」と続けるのは、ドリル管理室で事故に最初に気づく作業員ケイレブに扮して泥と原油にまみれる熱演を披露するディラン・オブライエン。

大爆発の後、一面が火の海と化したディープウォーター・ホライゾンから脱出するクライマックスで、衣装に火をつけて撮影に挑んだマーク・ウォールバーグは「ジーナはたくましい。あの中に飛び込んで、やり遂げた」と炎に向かってダイブする究極のアクションに挑んだジーナ・ロドリゲスの勇気ある演技を絶賛している。そして、家族の物語でもある本作でカート・ラッセルと親子共演となったケイト・ハドソンとマークの波長はバッチリだった。「僕たちはすごく気が合って、相性もよかった。彼女はその場に溶け込み、とてもリアルだった」と愛娘を交えたかけがえのない家族の時間を再現した。

ハリウッドの個性的でかつ実力派俳優が結集し、本気で挑んだ本作。メキシコ湾原油流出事故によって施設内に閉じ込められた作業員126名。その決死の脱出を壮大なスケールで描いた海洋スペクタクル大作は、単なるディザスター映画ではないドラマが秘められている。

マーク・ウォールバーグ

映画『バーニング・オーシャン』は2017年4月21日(金)より全国で公開!
監督:ピーター・バーグ
出演:マーク・ウォールバーグ、カート・ラッセル、ジョン・マルコヴィッチ、ジーナ・ロドリゲス、ディラン・オブライエン、ケイト・ハドソン
配給:KADOKAWA
2016年/アメリカ/107分
Photo credit David Lee
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