杉咲花

『無限の住人』のジャパンプレミアが4月19日(水)に東京国際フォーラムで行われたが舞台挨拶終了後、木村拓哉、杉咲花、三池崇史監督の3人は客席で映画を鑑賞し、さらにサプライズで上映後に舞台挨拶を行った。

木村拓哉、杉咲花、福士蒼汰、市原隼人、戸田恵梨香、満島真之介らキャスト6人と三池崇史監督が登壇し、終始和やかなムードで行われた本作『無限の住人』のジャパンプレミア。第70回カンヌ国際映画祭アウト オブ コンペティション部門への公式出品にあたって、木村は「監督ご本人から電話をいただいて、報告を受けたのでダブルで嬉しかったです」と喜びを表し、杉咲は「自分にとって大きな出会いとなった作品でカンヌに行けることが幸せです」と感想を語るなど、5月に行われるカンヌ国際映画祭への意気込みも語られた。

4月19日(水)に行われた『無限の住人』ジャパンプレミアについてはこちら

キャストと監督による舞台挨拶が終了後、会場では本編が上映されたが、この際に木村拓哉、杉咲花、三池崇史監督の3人は客席で観客とともに作品を鑑賞。さらに上映後には客席から登壇し、舞台挨拶が行われた。

「木村さんが最後に挨拶に出よう言うから・・・。半ズボンに履き替えちゃったんですが(笑)木村さんの想いに今感謝しています」と笑いを交えながら、木村のファンに対する熱意を受け、ともに登壇した三池監督。木村は「いろんな場所にお邪魔しましたが、いずれも観る前の舞台挨拶でした。観て頂いたお客様は、どう受け取ってくれるたのか、会場はどんな空気になっているのか、今日初めて知ることが出来ました」と自身の思いを語ると、会場からは「最高!」の描け声が聞こえるなど観客も一体となってイベントを楽しんでいる様子。

続けて木村は「実際にスクリーンにMIYAVIの歌が流れて、すべての関係者、すべての三池組のスタッフの名前が流れ、三池監督の名前がバンッと出て、会場がどんな雰囲気になるのか、今まで体感をすることがありませんでした。会場の皆さまからあたたかい拍手を頂き、初めて関係者で本編を観た時にも充実感と高揚感もありましたが、いま初めて映画が出来上がった気がしました」と改めてスタッフやキャスト、さらに観客への感謝の気持ちを明かした。杉咲も「2階席から、木村さん、三池監督と一緒に拝見し、皆様から拍手を頂き、いま本当に幸せです。言葉も出ないです。本当にありがとうございました」と客席で観客とともに観るという貴重な体験に喜びを見せた。

本作を引っ提げて6度目のカンヌ国際映画祭への参加となる三池監督は「カンヌって怖いですね(笑)とてもシビアなので。国際映画祭でも、最も映画を愛している映画際なので、きっと応援してくれると思います」と本作の完成度に自信を見せた。上映前の舞台挨拶でも心配していた、木村は劇中での描写について「本当に全てを受け取ってくれて、皆様に感謝をしております。思わず目を覆ってしまう瞬間もあったかもしれませんが、すべてを受け取っていただけましたか?」と客席に投げかけると、鑑賞したばかりの観客は大きな拍手で応えた。さらにその拍手を受けて「皆様からの拍手で、自分の中で前に進む勇気をもらえました。もう全力でやるしかないので、ありがとうございます。今日は東京国際フォーラムでの上映でしたが、映画館という場を皆様の身近な場所と思っていただければ嬉しいです。今日は本当にありがとうございました!」とイベントを締めた。

杉咲花

満島真之介、戸田恵梨香、福士蒼汰、杉咲花、市原隼人、三池崇史監督

映画『無限の住人』は2017年4月29日(土・祝)より全国で公開!
監督:三池崇史
原作: 沙村広明「無限の住人」(講談社『アフタヌーン』所載)
出演:木村拓哉、杉咲花、福士蒼汰、市原隼人、戸田恵梨香、北村一輝、栗山千明、満島真之介、金子賢、山本陽子、市川海老蔵、田中泯/山﨑努
配給:ワーナー・ブラザース映画
©沙村広明/講談社 ©2017映画「無限の住人」製作委員会