三池崇史監督、市川海老蔵、戸田恵梨香、福士蒼汰、杉咲花、市原隼人、満島真之介

『無限の住人』の初日舞台挨拶が4月29日(土)に丸の内ピカデリーで行われ、主演の木村拓哉、杉咲花、福士蒼汰、市原隼人、戸田恵梨香、満島真之介、市川海老蔵らキャストと三池崇史監督が登壇した。

今回行われた初日舞台挨拶には、木村拓哉、杉咲花、福士蒼汰、市原隼人、戸田恵梨香、満島真之介、市川海老蔵ら7人のキャストと三池崇史監督が集結。この豪華なイベントは全国70館の劇場でライブビューイングが行われた。

公開までに数々のキャンペーンをこなしてきた主演の木村は「今日をもって『無限の住人』は皆さんのものになります。どうかかわいがってあげてください」と挨拶。70館でのライブビューイングについては「驚いている」と表現した。その木村とキャンペーンをともにした杉咲は「この日を迎えられて幸せです」と笑顔を見せた。また、木村演じる万次と相反する天津影久を演じた福士は「この映画で、自分の実力以上のものを出せたと思っています」と自信を見せ「監督や木村さん、素晴らしいキャストに支えられてからです」と感謝の気持ちを明かした。

今回、本作のキャンペーンに初めて参加した市川海老蔵は「ここにいるはずじゃなかったんですけど、(木村)先輩と新幹線で会っちゃったんで来る流れになった。木村拓哉さんという大スターの魅力が引き寄せた」と明かし、木村との共演については「木村拓哉さんは自分のアイデアをもっといいものにしたい、リアルで刺激のあるものにしたいというのが他の人よりも多い」と称賛しつつ「缶コーヒーを渡され、(足に当てる仕草を見せ)木村さんが温かいからやれと言われたら、(温かいと)言わざるを得ない(笑)」と撮影時のエピソードを明かした。

イベントでは、公式Twitterに寄せられた一般の方からの質問にキャストと三池監督が答えるコーナーが用意され、万次が不死身であることにちなんで、登壇者の中で不死身だと思う人を聞かれ、木村は「はい、海老蔵」と即答。「理由はいらないんじゃないですかね。常識を備えつつ、これだけ自由な人はいないと思うので、死なないんじゃないですかね」と笑いを誘いつつ称賛した。杉咲は「木村さん。寒いときにコートを着なかったり、疲れているのに東京に帰るときも眠らないんです。だから不死身・・・」とキャンペーンをともにした杉咲ならではの回答。

福士は「市原さん。話を聞くとワイルドだと思うので、その野性味でどんな困難も乗り越える」と答え、その市原は「海老蔵さんです。力強くて、強靭な心を持ってる」とコメント。また、戸田は「満島さん」と答え、その理由を「『いぇーーい!』とか言ってて、死んでることに気付いてなさそう(笑)」と明かし場内からは大きな笑いが起きた。また、木村と市原から“不死身”と言われた海老蔵は「監督かな。腐っててもあるいてそう」と答え、撮影時のエピソードとして「太秦(の撮影所)で撮影しているときに、車いすで現れた。そこまでしてくるのかと。あれは死なない部類だと思いました」と割を誘った。

また、続けてこの日からGWという人もいることにちなみ「無限の休みをもらえるとしたらどうやって過ごしたい?」との質問に木村は「失業ということ?(笑)」と笑いを誘いつつ「ちゃんと日本を自分の目で見るのもありかな」と国内旅行をしてみたいと答えた。杉咲は「ずーっと寝ます」と答え、木村に「息はしてる?寝てるだけだよね?」とツッコまれる場面もあった。高校2年生から俳優の仕事をしているという福士は「バックパッカーになって世界を旅したい」と明かした。戸田は「木村さんか海老蔵さんの家に居候したら生きていけるかなと思うのでそうします」と働かないことで収入がなくなることまで考慮して答え、海老蔵は「部屋あるんで大丈夫ですよ」と笑いを誘うなど、イベントは最後まで和気あいあいとした雰囲気で盛り上がりを見せた。

「月刊アフタヌーン」(講談社刊)で連載され、その圧倒的な画力と斬新な殺陣描写により「時代劇」というジャンルを超えたと話題を呼んだ本作。木村が演じるのは、不死身の体を持つ剣士・万次。「面倒くせぇ」が口癖だが、頼りがいのある男が引き受けたのは、“最初で最後”の少女の用心棒だった。海外の映画祭でも高く評価されている三池崇史監督がメガホンを取る。主題歌はMIYAVIが担当する。

杉咲花

福士蒼汰

市原隼人


映画『無限の住人』は全国で公開中!
監督:三池崇史
原作: 沙村広明「無限の住人」(講談社『アフタヌーン』所載)
出演:木村拓哉、杉咲花、福士蒼汰、市原隼人、戸田恵梨香、北村一輝、栗山千明、満島真之介、金子賢、山本陽子、市川海老蔵、田中泯/山﨑努
配給:ワーナー・ブラザース映画
©沙村広明/講談社 ©2017映画「無限の住人」製作委員会