今回4月29日にオープンしたばかりのユナイテッド・シネマ アクアシティお台場で行われたイベントには、主演の中野裕太、中野演じるモギサンの友人・コージ役の岡本孝、さらに本作のモデルであり原作者のリンちゃんこと林薏涵とモギサンこと茂木洋路の茂木夫妻、本作が長編初監督作品となる谷内田彰久監督が登壇。製作の舞台裏や、茂木夫妻から貴重なエピソードが明かされた。
今回の舞台挨拶には残念ながら参加することができなかったリンちゃん役を演じたジェン・マンシューから「ロマンチックな場面がたくさんあります。楽しんでいただけると嬉しいです」というビデオメッセージが上映され、幕を開けた本イベント。本作のモデルともなった茂木夫妻のモギサンは「自分のれないが映画になるのは恥ずかしい」と照れ笑いを浮かべつつ本作の完成を喜んでいる様子を見せた。
「途中でトイレに行って戻ってきても、結末は変わらない」と本作を表現し笑いを誘った谷内田監督。本作について「さわやかに過ごすきっかけになる」とコメントした中野は「この映画のために90分を使ってくれると、残りの時間をちょっと笑顔を多めに過ごせる」と語った。また、普段台湾で俳優として活躍している岡本は「台湾に行って、向こうの人とコミュニケーションを取ったら、新しい何かが生まれると思う」と本作をきっかけに台湾との距離が縮まることを期待した。
撮影時には“ほとんど毎日現場に来た”という茂木夫妻。リンちゃんは「十数回撮って、十数回泣きました」と自身の思い出を振り返って追体験していたことを明かした。またモギサンは、自身の父親役を演じた蛭子能収が気になっていた様子で「蛭子さんが(モギサンの下の名前である)『おい、洋路』って呼ぶとドキッとします」と明かし、中野はモギサンの様子を見て「ほかの人を見ても感動しないんですけど、蛭子さんが来た時だけはそわそわしていた」と明かし、場内は笑いに包まれた。
最後に本作を一言で表すと「家族愛の映画」と答えたモギサン。中野は「これぞ恋愛」と本作を一言で例え、終始和やかなムードでイベントは終了した。
Facebookで知り合った台湾全力女子「リンちゃん」と日本人緩慢男子「モギさん」が距離を縮め、ゴールインするまでの過程をたどる実話から生まれたラブストーリー。Facebookで32万以上のイイね!がついた驚きの実話のメガホンを取るのは谷内田彰久監督。大胆で活発、くるくる変わる表情が魅力的な「リンちゃん」を演じるジエン・マンシューは、若手発掘を目的とされる映画祭で助演女優賞を獲得するなど、演技派の注目女優。少し控え目だけど「リンちゃん」を大切にしたいと思っている「リンちゃん」の夫となる「モギさん」役を中野裕太が演じる。
映画『ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。』は2017年5月27日(土)より新宿シネマカリテ、ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場ほか全国で順次公開!
監督:谷内田 彰久
原作:モギサン&モギ奥さん「ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。」(新潮社)
出演:簡嫚書(ジエン・マンシュー)、中野裕太、王彩樺(ワン・サイファー)、蛭子能収、林美秀(リン・メイシュー)、大谷主水、岡本孝、与座重理久
配給:朝日新聞社/アティカス
©“Mamadame” production committee