『こどもつかい』の公開を記念したスペシャルイベントが5月17日（水）に都内で行われ、滝沢秀明、有岡大貴（Hey! Say! JUMP）、門脇麦、清水崇監督が登壇した。

今回、映画の公開に先駆けて行われたこのイベントでは、滝沢秀明×清水崇監督が仕掛ける極上のホラーエンターテインメントをいち早く味わうために劇場を利用したサプライズが実施された。今回のイベントでは本編の上映はないと告知されていたが、サプライズで冒頭11分が上映されると、場内からは歓声と悲鳴が沸き起こった。続けて、滝沢秀明、有岡大貴、門脇麦、清水崇監督の4人が客席の通路を通って登場すると一転して、ファンからの大きな声援が起こり、滝沢は「いろんな『きゃー』が・・・。でも嬉しいですね、ホラー映画なので」と笑顔で登壇した。

本作が映画初主演となる滝沢は「ホラー映画も初めてで、自分の中で初めて尽くし。とにかく挑戦の作品になりました」と振り返り、有岡は「悲鳴を聞いて嬉しいと思ったのは初めてでした。怖がりながらも劇場に足を運んでいただけたら」と挨拶。続けて門脇は「私はホラー映画があまり好きじゃなくて・・・。清水監督の映画も『魔女の宅急便』しか見たことがない」と告白すると場内からは笑いが起き「お話はおもしろいし、ちょっぴり切なくなったりもしますので、怖いのが苦手な方は恐かったら目をつぶって」とアドバイスをした。

ホラー作品が好きだという滝沢だが、映画初主演がホラー作品になったことについては「『え、ホラー？』ってなりました」と正直な気持ちを明かし「ホラーの作品に携わるとは想像もしていなかった」と言うが「清水監督とご一緒すると聞いてやりたいなという気持ちになりました」と振り返った。また、小学生の時に『呪怨』を見て清水監督の名前を覚えたという有岡は「トラウマを植え付けた清水さんとご一緒するのかと思うとおもしろそうなものができそうだとワクワクしました」と振り返り「初めての映画が『こどもつかい』でよかったなと思っています」と語ったが、清水監督から「子供役ですよね？」とツッコまれ「子供役ではないです！」と返すと場内は笑いに包まれた。

役作りでは、滝沢の「『僕を好きに料理してください』っていう感じがキュンとしました」と明かす清水監督。「すべて監督に身を任せようと思った」と振り返った滝沢。二人は、滝沢が出演する「滝沢歌舞伎」の公演後の楽屋で初めて会ったといい、その時の様子を清水監督は「僕が楽屋に入っていいのかなと思いながら挨拶をさせていただいた」と振り返り、さらに「“こういうことを考えているからアイデアを欲しいです”というお話をさせていただいた」と明かした。

新聞記者役で出演している有岡は「滝沢君にお近づきになれるんじゃないかと思っていたんですが、現場では滝沢君じゃなくてこどもつかいだった。不気味で近寄れなかった」と振り返ると、滝沢は「現場では一言も話さなかったんですよ」と明かし、有岡は「人見知りかもしれないなと思いますね。ちょっと自覚しつつあります」と苦笑した。さらに、恋人役である門脇ともなかなか話が進まず、門脇から質問攻めにあったと言い、有岡は「たくさん気を使わせてしまって申し訳ないです」と謝罪し、場内からは笑いが起きた。また、有岡は自身が取材を受ける際の記者の動きを見ていたといい「ボイスレコーダーの使い方とか、メモの取り方」を真似したと明かした。

また、この日久しぶりに会ったという有岡と門脇だが「お会いしたら敬語で・・・」と困った様子を見せた門脇。思わず滝沢がツッコみを入れ、有岡は「ちょっと時間が空いたから・・・。いきなり『おー！』とは。だから敬語で」と弁解気味に語った。最後に滝沢は「暑い夏のロケをがんばりました。有岡も子供役を頑張りました。ぜひ映画館に行ってください！」と本作をアピールした。

この世でいちばん怖いのは、こどもの怨み―。『呪怨』の清水崇が仕掛けるホラー革命となる本作。“こどもつかい”役には、本作が映画初主演となる滝沢秀明。“こどもの霊”を操り、こどもに怨まれたオトナの命を奪うミステリアスなキャラクターを怪演し、さらに特殊メイクにも挑戦し新境地を開く。共演は、連続不審死事件の謎に迫る記者・駿也役に有岡大貴（Hey! Say! JUMP）、駿也の恋人でふとしたことからこどもに怨まれてしまう尚美役に門脇麦とフレッシュなキャストが揃う。体当たりの演技で“こどもつかい“と“こどもの霊“に立ち向かい、恐怖の限界へ挑戦する。