伝説のボクサーの実話をもとにした衝撃の感動作『ビニー/信じる男』の本編映像が解禁された。

世界のスポーツ史上、類をみない超人的なカムバックを目指したボクシングの元世界チャンピオン、ビニー・パジェンサの実話を映画化した本作。巨匠マーティン・スコセッシ監督が製作総指揮、ベン・ヤンガーが脚本・監督を務める。伝説のボクサーのビニー・パジェンサ役をマイルズ・テラー、マイク・タイソンを世界チャンプに押し上げた伝説のトレーナーのケビン・ルーニー役をアーロン・エッカートが演じる。世界スーパーミドル級のチャンピオンだが自惚れ屋のビニーは、ある日、交通事故で首を骨折し瀕死の重傷を負う。選手生命は絶たれたと思う周囲の人間たちは離れていく。だがビニーは、どん底から王座奪還を目指す―。

今回解禁された本編映像では、瀕死の重傷を負ったビニーが激痛が走る中でトレーニングをする様子が映し出されている。世界ジュニアミドル級のチャンピオンとなったビニーは、試合の直後に交通事故で首を骨折する瀕死の重傷を負ってしまう。彼の選手生命は絶たたれてしまったと誰もが思うなか、自らのボクサーへの復帰を信じるビニーはリスクの高い脊椎固定手術を受け、半年間も頭の周りに金属の装具“ハロ”を付けることを選択。本映像は、ビニーが事故後初めてのトレーニングを再開するシーン。頭に付けている“ハロ”に触れると激痛が走るため、注意深くたどたどしい動きでバーベル上げに挑戦するビニー。以前は軽々と持ち上げられていたバーベルがビクとも上がらないなか、それでも挫けないビニーはバーベルを軽くして再び挑戦する。

映画の第二幕の撮影中ではほとんど一日中この厄介な“ハロ”を装着して撮影していたマイルズは「“ハロ”をつけると頭痛がするんだけど、それを1日中付けなきゃいけなかったんだ。とんでもないことさ、頭にドリルで穴を空けて、あれを取り付けるって想像してみてよ」と撮影時の苦労を明かす。また、実際のビニー・パジェンサ本人も「よくこんな状態でトレーニングしていたなと。頭蓋骨に穴を空けて、折れた首を体に付けた装具の先端にネジで固定しているけど、体に当たっちゃいけないんだ。どう見たって、かなりヤバイだろ」と当時の自分の無謀な挑戦について振り返っている。

歩けるようになることですら奇跡の中、誰も彼の再起を信じなくても、自分を信じて復帰を諦めなかったビニー。ボクサー復帰のため、周囲には内緒でたった一人で無謀なトレーニングの道を進むことを決意する―。

映画『ビニー/信じる男』は2017年7月21日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国で公開!
監督・脚本:ベン・ヤンガー
出演:マイルズ・テラー、アーロン・エッカート、ケイティ・セイガル、キアラン・ハインズ、テッド・レヴィン
配給:ファントム・フィルム
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