多くの人を感動させたM・L・ステッドマンによる世界的ベストセラーを原作に、マイケル・ファスベンダーとアリシア・ヴィキャンデルが共演。赤ん坊の実の母親役にレイチェル・ワイズと豪華キャストが勢ぞろい。オーストラリア西部の孤島で暮らす灯台守のトムとその妻イザベルは強い絆で結ばれていたが、イザベルは2度の流産に傷ついていた。そんな中、女の子の赤ん坊が乗った謎のボートが流れ着く。4年後、愛らしく育った娘と幸せの絶頂にいた夫婦は、娘の生みの親と偶然出遇う。娘の本当の幸せは?夫婦の愛の行方は?苦悩の果てに二人が選んだ道とは―。
今回、マイケル・ファスベンダーとアリシア・ヴィキャンデルのインタビュー映像が解禁された。本作のワールドプレミアとなった2016年のヴェネチア国際映画祭に、2人で登壇した際に収録された貴重な映像だ。世界各国のメディアで非常に高い評価を受ける本作。この作品に惹かれた理由についてアリシアは「どの登場人物にも共感でき胸が張り裂けそうだった」と振り返り「同時に赦しや現実的な問題も描いている。たとえ善人でも最善策を講じるとは限らないと、観客は自らの経験と照らし合わせて必ず何かしら共感できるはずよ」と語っている。
続けてマイケルは「古き良き物語だと感じた。こんな脚本とは滅多に出会えない。まるで違う時代の映画のように感じた。それが新鮮だったし、なにより大切だと思ったんだ」と本作の魅力を明かし「それぞれの登場人物が抱えてる問題はとてもリアルだし 共感できた」と語る。さらに「(ハナの夫の)フランツは出身地を理由に迫害され、周囲の無知ゆえに攻撃され結果的に命を失ってしまう。それは今の難民問題にも共通している。彼が海上で死ぬというのも象徴的だ。さらに“赦し”という癒しの力もこの作品のテーマの1つだと思う。脚本を読んでいて強く心打たれた。ハナが夫フランツから学んだこととかね。でもシンプルなヒューマンドラマに何よりも惹かれたんだ」と本作への出演を決めた運命的な決断の秘話を語っている。
映画『光をくれた人』は2017年5月26日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国で公開!
監督:デレク・シアンフランス
原作:M・L・ステッドマン「海を照らす光」(古屋美登里訳/早川書房)
出演:マイケル・ファスベンダー、アリシア・ヴィキャンデル、レイチェル・ワイズ
配給:ファントム・フィルム
2016年/アメリカ・オーストラリア・ニュージーランド/133分
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