1975年~1977年まで「週刊少女フレンド」(講談社刊)にて連載された日本少女漫画史に燦然と輝く大和和紀による傑作「はいからさんが通る」。1978年にはTVアニメシリーズ全42話が放送され、南野陽子・阿部寛出演の劇場実写映画(1987)、TVTVドラマ(1979、1985、2002)など多くのメディアミックス展開がされてきた本作。連載40周年を記念して、装いを新たに新作劇場アニメーションとして前後編で復活する。さらに後編では旧TVアニメシリーズでは未完となった原作のラストエピソードが初完全アニメ化される。紅緒と少尉の恋の結末は―。
今回、本作の新キービジュアルが解禁された。時は大正、女学校に通う花村紅緒(声:早見沙織)は、いつも明るくケンカっ早いところのあるじゃじゃ馬娘。恋も結婚相手も自分で選びたいと思っている花の学園生活を送る紅緒が偶然出会った謎の美青年。実は彼が祖父母の時代から決められていた紅緒の許婚、伊集院忍少尉(宮野真守)だった。果たして紅緒と少尉は無事惹かれあうのだろうか―。元気でキュートな紅緒、優しく誠実な少尉が懐かしの姿で帰ってきたビジュアルとなっている。
また、前編の主題歌が紅緒の声優を務める早見沙織の新曲「夢の果てまで」に決定した。卓越した演技力、美しい声質で「物語」シリーズや『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(2011)、『山田くんと7人の魔女』(2015)、『甘々と稲妻』(2016)、『聲の形』(2016)など多くのアニメ作品に出演するとともに、数々のキャラクターソングで披露してきたその歌唱力が高い評価を得ている早見。本楽曲の作詞・作曲は竹内まりやが担当する。
竹内まりや(主題歌作詞・作曲)コメント
時代を超えて愛されてきた名作「はいからさんが通る」。
その映画主題歌を提供する光栄に恵まれたことに感謝いたします。
主人公の紅緒そのものになった気持ちで書き上げたこの歌は、
早見沙織さんの透明でまっすぐな声にぴたりとはまりました。
現代を生きる女性たちへの心のエールになれば幸いです。
いつだって 大キライは恋のはじまり。時は大正。女学校に通う17歳の花村紅緒は、いつも明るくケンカっ早いところのあるじゃじゃ馬娘。親友の環とともに楽しい学園生活を送り、恋も結婚相手も自分で選びたいと思っている。そんなはいから娘が出会ったのは、笑い上戸なイケメン、伊集院忍少尉。実は彼が祖父母の時代から決められていた許婚であることを知った紅緒は、それに反発。愛のない結婚を阻止しようと奮闘して騒動を巻き起こすが、少しずつ少尉に心惹かれていく。
映画劇場版『はいからさんが通る 前編 ~紅緒、花の17歳~』は2017年11月11日(土)より公開!
監督・脚本:古橋一浩
原作:大和和紀「はいからさんが通る」(講談社KCDX(デザート)所載)
出演:早見沙織、宮野真守
配給:ワーナー・ブラザース映画
©大和和紀・講談社/劇場版「はいからさんが通る」製作委員会