海に大地に人世を捧げまっすぐに生きてきた人々を描いた『台湾萬歳』の予告編が解禁された。
『台湾人生』『台湾アイデンティティー』と歴史のうねりとその中で暮らす人々を撮り続けてきた酒井充子監督による《台湾三部作》の最終章『台湾萬歳』。時代が変わろうとも、台湾の海に、大地に向き合い、汗を流して生きてきた人々を本作では「変わりゆく台湾」を描いた前2作に呼応するかのように「変わらない台湾」の姿を尊敬の念を込めて描く。
『台湾人生』『台湾アイデンティティー』と歴史のうねりとその中で暮らす人々を撮り続けてきた酒井充子監督による《台湾三部作》の最終章『台湾萬歳』。時代が変わろうとも、台湾の海に、大地に向き合い、汗を流して生きてきた人々を本作では「変わりゆく台湾」を描いた前2作に呼応するかのように「変わらない台湾」の姿を尊敬の念を込めて描く。
台湾の原風景が色濃く残る台東縣―。そこで暮らす人々の生活の中心には今でも「祈り」、「命への感謝」、「家族」がある。いつしか日本人が失いつつあるものが、かつて“麗しの島”と呼ばれたこの島に生きている。台東縣は人口約22万5千人。アミ族、ブヌン族、タオ族などの原住民族と漢民族系の人たちがほぼ半数ずつ暮らしている。成功鎮は人口約1万5千人。台湾の南東部、太平洋と山脈に囲まれ、もともとアミ族が暮らしていた地域。1920(大正9)年、「マラウラウ(麻荖漏)」から「新港(しんこう)」に改称された。1932(昭和7)年に漁港が竣工して以降、日本人や漢民族系の人たちが移住し、漁業と農業の街が作られていった。日本人移民が持ち込んだ「カジキの突きん棒漁」がいまも続けられている。
映画『台湾萬歳』は2017年7月22日(土)よりポレポレ東中野ほか全国で順次公開!
監督:酒井充子
出演:張旺仔、許功賜、潘春連、柯俊雄
配給:太秦
©『台湾萬歳』マクザム/太秦