「連続ドラマW 犯罪症候群 Season2」の完成披露試写会が6月5日（月）に都内で行われ、谷原章介、玉山鉄二、渡部篤郎が登壇した。

WOWOWと東海テレビがタッグを組んだ連続ドラマ「犯罪症候群」。東海テレビ（フジテレビ系）で放送されたシーズン1に続き、WOWOWで放送されるシーズン2の完成披露試写会が行われた。今回シーズン1の放送が終了したばかりのタイミングだが、シーズン1でメインとなるキャラクターを演じた玉山鉄二は「クランクインしてから、約3か月間もがいているような毎日で、それから解き放たれてホッとしています」と安堵の様子を見せた。逆にシーズン1では出番が少なかったが、シーズン2でメインキャラクターを演じる谷原章介は「やり切った満足感。4話しか出てないけど」と冗談を交えて笑いを誘い「シーズン1で積み重ねたものがシーズン2につながってるので、アプローチを変えたりとかはなく、大事にしてきたものを引き継いでいます」と新シーズンをアピールした。

シーズン1ではシーンを共にすることが多かった玉山と渡部篤郎だが、撮影時には会話を多く交わしたと言い、玉山は本番前の緊張しているときに「興味深い話をしてるんです。『僕は車でカードを買うんだよ』って言うんです。“カードで車を買えるのか！”って思うとそっちが気になって、本番で間違えちゃう」と暴露。玉山は「僕が緊張しているから気を使っていただいた」と笑顔を見せた。

続けて、視聴者から寄せられた質問として“俳優としての症候群は？”との問いに谷原は「7割くらいチャックが空いてる。せっかりだから」と明かし「時々女優さんに注意されたりする」と語った。また、渡部は「たぶんスタッフも出演者も気付いていないと思うけど、僕は早く帰りたい病なんです」と言うと、谷原は「気づいてましたよ（笑）」と返し、笑いを誘った。

最後に渡部は「シーズン2では谷原さんが主軸になりますが、本当に誠実な人間じゃないと演じられないんじゃないかと思っています。間近でお芝居を見せていただいて感動しています」と称賛し、玉山は「被害者遺族や加害者の周りにしか理解できないような部分が繊細にえがかれているので考えさせられる。ニュースを見ていると一瞬思い出すようなストーリーになっています」とアピール、谷原は「正義とはなにか、復讐の是非を問うてきています。シーズン2の原作は傑作ですので、作品に失礼がないように、視聴者の皆さんにmお楽しんでいただけるように一生懸命作り上げています」とメッセージを送った。

未成年者に恋人を殺された過去を持つ鏑木護（谷原章介）は、Season1では亡き恋人の兄で、復讐心に苦しむ親友・武藤隆（玉山鉄二）をいさめる存在だったが、そんな彼がSeason2では一転してこれまで秘められていた復讐心に取りつかれた【職業殺人者】としての裏の顔が明らかになる。彼は誰からの殺人依頼を請け負うのか、復讐心に取りつかれた鏑木にはどのような結末が待っているのか。そして、そんな鏑木に武藤、環（渡部篤郎）はどのように関わっていくのか―。Season2からの追加キャストとして木村多江、野間口徹、手塚理美、板尾創路、BOYS AND MENメンバーの小林がの出演する。