本堂での大ヒット祈願を前に、本作公開に向けての気持ちを語ったキャストと清水監督。今回映画初主演となる滝沢秀明は「勝負の作品。手応えを感じており、見た人のリアクションを早く見たい」と本作の出来に自身を見せ、有岡大貴は「(自身が)いたずらっ子になったつもりになっていて、反響が楽しみ。ホラー映画なので怖い描写もありますが違う側面も持っているのでホラー映画が苦手な方にこそ見てもらいたい」とアピールした。
滝沢には「ホラーが苦手だから見たくない」という言葉が届いているようで、それを聞いて「今は逆に嬉しい。僕としては『やったな!』という気持ち」と反響を楽しんでいる様子。今回初主演映画が初のホラー映画への出演となった滝沢だが、廃病院での撮影では「普通なら不気味な場所だけど、僕の周りには7人の子役がいたので明るい現場でした」と笑顔を見せたが、一人だけクランクイン前のお祓いに参加しなかった有岡には違って映ったようで「外壁に絡まったつたを見てスタッフさんが頑張ったと思ったら、そのままの状況だった。どこまでが映画で用意されたのか、リアルすぎて区別がつかなかった」とあまりのリアルさに撮影中も恐怖を感じていた様子を明かした。
また、“ホラー映画苦手”と口にしている門脇麦は「ノイズがガサガサすることはあったんですけど、普段からそういうことはあるし、空気に流されてたまるかと思ったので、ただの機械トラブルだと思うようにした」と強気に撮影に臨んでいだことを明かした。さらに、有岡、門脇、清水監督で“恐怖の廃墟ツアー”を行ったことを明かしたが、周辺の森にハチの巣があり、清水監督が「ハチのほうが怖い」と言ったことで、門脇にとっては「気が楽になった」と明かした。しかし、怖がらせるつもりだった清水監督にとっては逆効果だったといい「がっかり」と気を落としていた。
さらにイベントでは、6月6日の“恐怖の日”にちなんで、自身が恐ろしいと思っているものを聞かれ、滝沢は「有岡の笑顔ですかね。何を考えてるか分からない」と告白。これには場内からは大きな笑いが起こり、有岡は「人前で笑いにくくなるじゃないですか!笑顔が売りなんですから」と焦っている様子を見せたが、滝沢にとっては「まだ有岡のことが分からない」と明かし「今、有岡ののろいにかかっています」と笑いを誘った。その有岡にとっての“恐怖”は「滝沢君との距離感。一枚の薄い壁をなかなか破ってくれない」と暴露。「仕事の関係だからね」と冗談を交えて返した滝沢に、有岡は「徐々にお近づきに慣れてると思うけど、“あともうちょっと”がいけないんです」と悔しそうに語った。
最後に滝沢は「今回の映画は、新感覚なホラー映画です。ご期待ください」と本作をアピールした。
この世でいちばん怖いのは、こどもの怨み―。『呪怨』の清水崇が仕掛けるホラー革命となる本作。“こどもつかい”役には、本作が映画初主演となる滝沢秀明。“こどもの霊”を操り、こどもに怨まれたオトナの命を奪うミステリアスなキャラクターを怪演し、さらに特殊メイクにも挑戦し新境地を開く。共演は、連続不審死事件の謎に迫る記者・駿也役に有岡大貴(Hey! Say! JUMP)、駿也の恋人でふとしたことからこどもに怨まれてしまう尚美役に門脇麦とフレッシュなキャストが揃う。体当たりの演技で“こどもつかい“と“こどもの霊“に立ち向かい、恐怖の限界へ挑戦する。
映画『こどもつかい』は2017年6月17日(土)より全国で公開!
監督:清水崇
出演:滝沢秀明、有岡大貴(Hey! Say! JUMP)、門脇麦、尾上寛之、河井青葉、田辺桃子、中野遥斗、玄理、山中崇、吉澤健、西田尚美
配給:松竹
©2017「こどもつかい」製作委員会