『トランスフォーマー／最後の騎士王』で桜井日奈子が吹替えに初挑戦することが決定し、6月7日（水）に都内で公開アフレコが行われた。

大ヒットシリーズ最新作『トランスフォーマー／最後の騎士王』では玄田哲章がオプティマス・プライムの吹替えを引き続き担当することが発表されているが、今回2014年の「岡山美少女美人コンテスト」で美少女グランプリを獲得した桜井日奈子が、シリーズの大ファンということでオーディションに挑戦。マイケル・ベイ監督に認められ合格を果たし、謎の少女イザベラの吹替えを演じることが決定した。

声優初挑戦がハリウッド大作映画の吹替えとなった桜井は、会場に詰めかけた報道陣の多さに思わず緊張の面持ちとなり「初めての声優がハリウッド作品で、しかも世界中にファンがいる大作。声という形で参加できたことは、見に余りすぎるほどの光栄で身震いしています」と意気込みを語った。

その後、2シーンのアフレコを披露した桜井だが、オーディションに合格した後にマイケル・ベイ監督から手紙を受け取ったことを明かし「『イザベラの映像を何度も見て、表情や性格をよく観察してみてください』と言われ、役を掘り下げるところから始まった」と振り返った。しかし、声優自体に初挑戦のため、何から準備すればいいのか分からなかったという桜井は「お兄ちゃんに『アフレコのお仕事が来たんだけどどうすればいいのかな？』って聞いたら、『ちょっとおおげさにやったらいい』って的確なアドバイスをもらった。素人なんですけど・・・」と会場の笑いを誘った。

自身が演じるイザベラについては「大切な人を守るためだったら、強い敵にも一人で立ち向かう勇敢でまっすぐな女の子」と紹介し「大人っぽいんですけど、笑顔がチャーミング。とにかく魅力的な子でファンになった」とコメント。また、かねてから『トランスフォーマー』シリーズのファンであったという桜井だが、本作でイザベラと行動をともにする新登場のスクィークスがお気に入りのようで「かわいらしいし、守ってあげたくなる存在。ちょっと頼りないかなって思うかもしれないけど、実は大活躍する」と期待させる発言が飛び出した。

デビュー以来、自身が“トランスフォーム”した点について「いろんなものに興味を持つようになった」と明かす桜井。本作を日本中の女子に向けて「迫力満点のアクションで見ていてすっきりする。あと（マーク・ウォールバーグ演じる）主人公のケイドがとても男前で、同世代の女の子は惹かれるんじゃないかな」とおすすめポイントを挙げ、最後に「たくさんの新キャラクターが登場し、大活躍します。声を担当させていただいたイザベラが戦いにどう関わってくるかにも注目していただきたいです」と本作をアピールした。

全世界のシリーズ累計興行収入が約3800億円を記録する『トランスフォーマー』シリーズ。実写映画化10年を迎える2017年、従来のキャラクターを軸に、新キャラクターが次々と登場する最新作が誕生。人類の救世主オプティマスプライムが敵に？バンブルビーが主役に？バッキンガム宮殿などイギリスの名所をロケ地とし、シリーズ最大スケールの展開が待ち受ける。主演は引き続きマーク・ウォールバーグ、ジョシュ・デュアメル、タイリース・ギブソン、ジョン・タトゥーロ、スタンリー・トゥッチらが再び出演する。新キャストにアンソニー・ホプキンス、ローラ・ハドックが参加。