第二次世界大戦の激戦地、難攻不落の〈ハクソー・リッジ〉。150メートルの断崖でたった1人で75人もの命を救った男は何ひとつ武器を持たず、手にしていたのはモルヒネと包帯だけだった。アカデミー賞6部門ノミネート&《編集賞》《録音賞》の2部門受賞。監督は『アポカリプト』以来10年振りとなるメル・ギブソン。主人公デズモンド・ドスを演じるのは、アンドリュー・ガーフィールド。戦争映画の常識を塗り変える衝撃作が誕生した。
今回、主演のアンドリュー・ガーフィールドら3人のキャストがメル・ギブソンについて語る特別映像が解禁された。「(メルは)“映画作りは楽しくない”と言いつつ、絶対に楽しんでいると思う」と話すアンドリュー。続けて「彼自身がすばらしい俳優でもあるから、彼に見守られていると強い安心感がある」と俳優でもある監督だからこその信頼感を強調する。さらに「本作は俳優ではなく監督のための映画だ。だから監督に全てを委ねられる感覚がとても重要だ。でも俳優が全身全霊をかけて演技するには、監督に愛情と配慮が必要なんだ。そうでないと自分をさらけ出せない。それができる監督は物語も大切にする。メルのすばらしさは言葉では語り尽くせない」と監督への信頼感を口にしている。
サム・ワーシントンは「メルの出演作や監督作を観て育った。だから最初は尻込みしたよ」と振り返り「彼は映画製作において驚くべき感性を持っていて、映画監督としてとても柔軟な人だと分かった。気軽に演じさせてくれるのにどの監督よりも指示が的確だ」とその演出を称賛する。ヒロインを演じたテリーサ・パーマーは「何をどうしたいのか、弱さや繊細さも理解している。そして適確な導き方を心得ているの」と語っている。3人のキャストが語る通り、俳優として圧倒的な存在感を放ち、さらに監督として演技者の心を掴む鮮やかな演出手腕を見せるメル・ギブソン。10年振りの監督最新作は、戦争の常識を塗り変えた男デズモンド・ドスの真実に迫る圧倒的な臨場感で観る者を圧倒する。
映画『ハクソー・リッジ』は2017年6月24日(土)よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国で公開!
監督:メル・ギブソン
出演:アンドリュー・ガーフィールド、サム・ワーシントン、ルーク・ブレイシー、テリーサ・パーマー、ヒューゴ・ウィーヴィング、レイチェル・グリフィス、ヴィンス・ヴォーン
配給:キノフィルムズ
© Cosmos Filmed Entertainment Pty Ltd 2016