第二次世界大戦の激戦地、難攻不落の〈ハクソー・リッジ〉。150メートルの断崖でたった1人で75人もの命を救った男は何ひとつ武器を持たず、手にしていたのはモルヒネと包帯だけだった。アカデミー賞6部門ノミネート&《編集賞》《録音賞》の2部門受賞。監督は『アポカリプト』以来10年振りとなるメル・ギブソン。主人公デズモンド・ドスを演じるのは、アンドリュー・ガーフィールド。戦争映画の常識を塗り変える衝撃作が誕生した。
今回、メル・ギブソン監督とアンドリュー・ガーフィールドが、武器を持たず戦場の常識を覆した主人公デズモンド・ドスについて熱くく語った特別映像が解禁された。インタビューで「架空の英雄があふれている今だからこそ、真の英雄を賞賛したい」と語っていたメル・ギブソン監督は、ドスについて「多くの人々が彼のおかげで戦争を生き延びた。彼が物陰に引き込んだり、傷の手当てをしたおかげだ」と称え「ドスは砲弾や銃弾が飛び交う中負傷兵を断崖から救出し続け、肝が据わっているし、心は優しい。彼は殺人も武器も拒んだが、激しい戦闘に丸腰で臨むというムチャをやってのけた。ドスこそ信念を貫いた勇者の中の勇者なんだ」と賞賛している。
アンドリュー・ガーフィールドは、本作『ハクソー・リッジ』で信念を貫いて戦場へと向かったドスを体現し、自己初となるアカデミー賞主演男優賞ノミネートを果たした。「ドスは並外れて純粋な心の持ち主で、山の空気のように澄んでいる。若い頃から自分を持っていた」と語り、今の世に彼のような人は滅多にいないと指摘している。さらに「自分自身のことをとてもよく分かっていて、自分の内なる声を聞き逃さないし、どんな状況に置かれても、決して自分を曲げない」と、信念を貫き通したドスの生き方に驚嘆したといい「僕はそんな人にほとんど会ったことがない」と語っている。
なぜドスは武器を持つことを拒んだのか? なんのために命を救い続けたのか?どうやって奇跡を成し遂げたのか?想像を絶する至近戦が繰り広げられた戦場で、彼の行動がいかに勇気のあるものだったのか―。臨場感あふれる戦闘シーンが、1人の兵士の強い信念と葛藤を浮き彫りにしていく。実話から誕生した驚愕の物語は、観る者の心に感動を刻み込むだろう。
映画『ハクソー・リッジ』は2017年6月24日(土)よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国で公開!
監督:メル・ギブソン
出演:アンドリュー・ガーフィールド、サム・ワーシントン、ルーク・ブレイシー、テリーサ・パーマー、ヒューゴ・ウィーヴィング、レイチェル・グリフィス、ヴィンス・ヴォーン
配給:キノフィルムズ
© Cosmos Filmed Entertainment Pty Ltd 2016