今回のイベントでは、戦争映画も大好きなダチョウ倶楽部の3人と野呂佳代が登壇し、劇中でアンドリュー・ガーフィールドが演じる主人公のデズモンド・ドスを目指すための特訓を受けた。はたして彼らはドスのように人と世界を救うことが出来るのか?
軍服姿で登場した4人だが、寺門ジモンだけは上着を着ずに「筋肉の鎧があります。普段と着ている服が変わらないです」と笑いを誘いながら登場。肥後克広は本作について「戦争の怖さを感じます。よくぞ映画化してくれた」とリアルな描写を絶賛、寺門は「自分の考えを貫き通すむずかしさを感じた。今の社会は言葉をちゃんと言っちゃいけないような、抑えちゃう時代」と信念を貫く主人公に共感した様子で、野呂も「まるで作り話のようだけど、本当にあったんだという驚きがある」とあまりの惨状に驚きを隠せない様子。その陰で静かに見守っていた上島が「メル・ギブソン最高。アカデミー賞も獲ってるし、すごい映画」と感想を語ると「これだけ溜めておいてそれだけ・・・」とツッコまれ、場内からは笑いが起きた。
イベントでは、主人公ドスを目指して、4人が訓練を受けることに。“体力作り”を行うために1分間で75回の腕立て伏せが行われたり、“武器を持たずに戦場に赴いた”ドスと同じく「武器に触らずジャンケンポン」、さらにどんな環境にも耐えられるように「アツアツタオル」の攻撃を受けるなど、ダチョウ倶楽部ならではの体当たりでのネタ披露合戦となった。また、アツアツタオルのシーンでは、「衛生兵なんだから受け止めろ」という野呂に対して、上島は「お前だって受け止めろ」と言い合いになり、そのまま上島のネタである仲直りのチュウに持ち込む場面もあった。
最後の“特訓”として、75秒間で本作をPRすることになり、寺門が「現場に行っているような迫力があるので映画館で体験してもらいたい。こんなことやっちゃいけないということを体感してほしい」、上島は「絶対に戦争はやめてもらいたい」、野呂は「女性から見ると奥さんの、相手を信じるという気持ちが分かると思います」とそれぞれが語った。まさに駆け抜けるかのようなイベントの最後に野呂は「こんなに汗をかいているダチョウ倶楽部さん見たことがない」と笑いを誘った。
第二次世界大戦の激戦地、難攻不落の〈ハクソー・リッジ〉。150メートルの断崖でたった1人で75人もの命を救った男は何ひとつ武器を持たず、手にしていたのはモルヒネと包帯だけだった。アカデミー賞6部門ノミネート&《編集賞》《録音賞》の2部門受賞。監督は『アポカリプト』以来10年振りとなるメル・ギブソン。主人公デズモンド・ドスを演じるのは、アンドリュー・ガーフィールド。戦争映画の常識を塗り変える衝撃作が誕生した。
【取材・写真・文/編集部】
映画『ハクソー・リッジ』は2017年6月24日(土)よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国で公開!
監督:メル・ギブソン
出演:アンドリュー・ガーフィールド、サム・ワーシントン、ルーク・ブレイシー、テリーサ・パーマー、ヒューゴ・ウィーヴィング、レイチェル・グリフィス、ヴィンス・ヴォーン
配給:キノフィルムズ
© Cosmos Filmed Entertainment Pty Ltd 2016