第二次世界大戦の激戦地、難攻不落の〈ハクソー・リッジ〉。150メートルの断崖でたった1人で75人もの命を救った男は何ひとつ武器を持たず、手にしていたのはモルヒネと包帯だけだった。アカデミー賞6部門ノミネート&《編集賞》《録音賞》の2部門受賞。監督は『アポカリプト』以来10年振りとなるメル・ギブソン。主人公デズモンド・ドスを演じるのは、アンドリュー・ガーフィールド。戦争映画の常識を塗り変える衝撃作が誕生した。
今回、主人公デズモンド・ドスが胸に秘めた信念を語る衝撃の本編映動画が解禁された。良心的兵役協力者として75人もの負傷兵を救出したドスを演じているのは、本作の演技で自身初となるアカデミー賞主演男優賞にノミネートを果たしたアンドリュー・ガーフィールド。第二次世界大戦が激化する中、陸軍に志願したドスが「武器を持たない」ことを宣言し、命令拒否者として軍事裁判にかけられる衝撃シーンで、アンドリュー渾身の演技が堪能できる本編映像となっている。
「故郷の2人の男が、(徴兵)審査で不合格になり自殺しました」と話し始めるドス。「軍需工場で働いていたので、兵役は免除されましたが、他の人たちが戦争で死んでいるのに、僕だけ家にいることは出来ません。衛生兵になって戦おうとしました」と、静かに胸に秘めた決意を語る。ドスの視点の先では「戦争は人を殺すもの」とする上官のグローヴァー大尉(サム・ワーシントン)とハウエル軍曹(ヴィンス・ヴォーン)がその言葉に耳を傾けている。そして、決して武器を持たないと誓ったドスは「皆は殺すが、僕は助けたい。人と人とが殺し合う中で、1人ぐらい助ける者がいてもいい」と目に涙を浮かべながら固い信念を自分の言葉で伝える。
この後、軍事裁判は思わぬ人物の登場によってドスの主張が認められる。1945年5月、ドスはグローヴァー大尉に率いられた第77師団の一員として難攻不落の激戦地ハクソー・リッジに到着する。だが、ドスの前にはさらに過酷な戦いが待ち受けているのだった―。なぜ、ドスは武器を持つことを拒んだのか?なんのために、命を救い続けたのか?そしてどうやって、奇跡を成し遂げたのか?想像を絶する至近戦が繰り広げられた戦場で、彼の行動がいかに勇気のあるものだったのか―。
映画『ハクソー・リッジ』は2017年6月24日(土)よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国で公開!
監督:メル・ギブソン
出演:アンドリュー・ガーフィールド、サム・ワーシントン、ルーク・ブレイシー、テリーサ・パーマー、ヒューゴ・ウィーヴィング、レイチェル・グリフィス、ヴィンス・ヴォーン
配給:キノフィルムズ
© Cosmos Filmed Entertainment Pty Ltd 2016