世界が嫉妬する才能クリストファー・ノーラン監督が初の実話に挑んだ『ダンケルク』の上映時間が約110分に決定し、場面写真が解禁された。
これまでの戦争映画を超えた本作で描かれるのは、相手を打ち負かす“戦い”ではなく、生き残りをかけた“撤退”の物語。容赦なく敵勢が迫るなか、浜辺に追いつめられた若き兵士を案内人に陸海空の3視点で描かれるストーリーが同時に進行する。時間描写において他と一線を画すノーラン監督ならではの緊迫のサスペンスが、IMAXカメラによる迫力の映像で映し出される。1940年5月、フランス北端の町・ダンケルクに追いつめられた英仏40万の若き兵士たち。ドイツ敵軍の攻撃が迫る中、ドーバー海峡に浮かぶすべての船を総動員した史上最大の救出作戦が決行される。
今回、ノーラン監督が初めて挑む実話『ダンケルク』の上映時間が約110分であることが判明した。長尺で知られるノーラン作品では2時間越えが一般的で、全世界の興行収入が10億ドル(1,200億円)越えを記録したノーラン史上最大のヒット作『ダークナイト』の上映時間は2時間45分。前作『インターステラー』は、2時間49分の上映時間にもかかわらず、全世界の興収は6億ドル(約750億円)を記録している。そして待望の新作『ダンケルク』の上映時間は、前作より約60分も短い。
併せて解禁された場面写真が示唆するとおり、いつ始まるか分からない敵軍の猛攻撃に怯える若き兵士のまなざしが切実だ。ただ一人空を見上げている若者の視点の先には、爆撃時に警報音を発することで“悪魔のサイレント”と呼ばれて恐れられたドイツ軍の爆撃機が迫る。猶予ゼロ。砂浜に追いつめられた兵士たちを救うために、最新戦闘機スピットファイアが飛び立ち、海では700隻を超える民間船までもが救出へと向かう。本作ではIMAX65ミリ・カメラとラージ・フォーマット65ミリ・カメラによる撮影によって、観客は1人の兵士となって、まるで1940年のダンケルクの浜辺にいるかのような体験をすることになる。
残された時間はあと僅か―。1940年、フランス北端の海辺の町ダンケルクに追いつめられた英仏連合軍の40万人。はるか海の彼方、共に生きて帰ると誓った3人。限られた時間で兵士たちを救い出すために、ドーバー海峡にいる全船舶を総動員した史上最大の救出作戦が決行される。民間船をも含めた総勢900隻が自らの命も顧みず一斉にダンケルクに向かう中、ドイツ敵軍による陸海空3方向からの猛攻撃が押し寄せる。迫るタイムリミット、若者たちは生きて帰ることができるのか―。
映画『ダンケルク』は2017年9月9日(土)より全国で公開!
監督:クリストファー・ノーラン
出演:トム・ハーディ、キリアン・マーフィ、ケネス・ブラナー、マーク・ライランス、ハリー・スタイルズ、フィオン・ホワイトヘッド
配給:ワーナー・ブラザース映画
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