ノーベル平和賞受賞のアル・ゴアが、再び世界に挑む本作。米アカデミー賞2部門受賞の伝説のドキュメンタリー続編ついに完成した。アル・ゴア元アメリカ副大統領が出演し、地球と人類の未来を予見するドキュメンタリー『不都合な真実』は、2006年にカンヌ国際映画祭で特別上映され大喝采を浴びたことを皮切りに、第79回アカデミー賞で2部門(長編ドキュメンタリー賞、主題歌賞)を受賞、ドキュメンタリー映画史上に残る記録的大ヒットとなった。また、2007年には地球環境問題啓発に貢献したとしてアル・ゴアはノーベル平和賞を授与された。
今回、特報映像とポスタービジュアルが解禁された。氷河融解、超巨大嵐、豪雨、洪水、大気汚染など地球温暖化の影響により起こる様々な異常気象が発生する現状に対し、「地球が悲鳴を上げている!もう限界なんだ!」と声を荒げるゴア。一方で「地球温暖化が必要だ!寒すぎる!」と声高に叫ぶドナルド・トランプ米大統領の姿も―。シリアスな中にも皮肉がたっぷり込められた本映像は、報道番組のナレーションを務める声優界の重鎮・大塚芳忠の重厚な声で代弁される。併せて解禁されたポスタービジュアルには、映像内でも確認できる地球温暖化による影響の数々が背景に刻まれており、碧い地球が灰色の砂と化していく様子から地球の危機を感じる、警告の意味合いがたっぷりと込められた仕上がりとなっている。
米国によるパリ協定(地球温暖化対策の国際的枠組み)の離脱が発表され、同盟国や米経済界などで波紋が広がる中、トランプ大統領の決断に対し、ゴアは「無謀で全く擁護できない行動」と一蹴。「これにより、世界の中での米国の立場は弱まり、限られた時間の中で気候問題を解決することが危ぶまれます」と警笛を鳴らし、「今回のトランプ大統領の決断は、多くの米国人が望んでいる結果とは異なりますが、彼が何をしようとも、我々のこの革命は続きます」と声明を発表した。また、本作の監督を務めたボニー・コーエンとジョン・シェンクもまた、今回の決断に対し「非常にショックを受けるとともに失望しています」と明かしており、本作について「当時パリ協定を実現させるために裏で奔走した人々の努力や情熱が描かれています」と語り、「トランプ大統領が世界に対する米国の貢献を邪魔するのであれば、我々ひとりひとりがこの地球のために立ち上がろうではありませんか」と訴えかけている。
映画『不都合な真実2:放置された地球』は2017年秋よりTOHOシネマズみゆき座ほか全国で公開!
監督:ボニー・コーエン、ジョン・シェンク
配給:東和ピクチャーズ
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