主なキャストが勢ぞろいした本作。昨年夏の撮影から全力で駆け抜けてきたキャスト一同が、公開初日を迎えた今だからこそ話せる“兄こま”トークを繰り広げた。また、本舞台挨拶は全国の映画館にライブビューイングとして中継された。
公開を待ちわびたファンで埋め尽くされた会場にキャストが登壇すると、溢れんばかりの声援がキャスト・監督に浴びせらる中、土屋太鳳は「私がせとかでいいのかなと思ってきましたが、お兄たちとこの場に立てて本当に幸せです」と満面の笑みで挨拶。土屋演じる橘せとかの兄・橘はるかを演じた片寄涼太は「初めて出演した映画で分からないことだらけでしたが、たくさんの方に支えられて楽しませていただきました」と感慨深げな様子で挨拶し、続けて千葉雄大は「(片寄の)初映画の記念すべき時に立ち会えたんだと嬉しく思いました・・・好感度上げにいっています(笑)」と笑いを誘った。
この日、黒のシャツを着ていつもとは異なるクールなファッションで登壇した土屋は「お兄たちに感謝を込めてこのコーディネートにしました」と笑顔を見せ「下はニーハイとスカートでせとかにして、黒いシャツは(千葉演じる)高嶺さんのシャツをイメージして、ネクタイはお兄たちのネクタイをイメージした。お兄たちを通して成長したのでその感謝を込めました」と語ったが、お兄である片寄は「嬉しいですけど、さっき『分かる?』ってルンルンで聞かれて、今説明を聞いて絶対にわからないなって思いました(笑)」と照れ笑いを見せた。続けて、“兄こま”のツボポイントについて千葉が「かっこよくしてくださいって言われて、“サングラスきりっ”みたいにした。現場の目が厳しくてプレッシャーが・・・」と兄系イケメンズならではの悩みを明かした。
続けて、本作でメガホンをとった河合勇人監督から土屋にサプライズで手紙が披露された。「太鳳ちゃんにしかできな素敵なせとかでした」と感謝の気持ちを明かし、さらに今後の日本映画を背負っていく大女優になると思いますが、兄こまを思い出してくださると嬉しい」とエールを送った。さらに劇中でもかぶっていた花冠を河合監督から土屋に渡されると、土屋は「河合監督と6年ぶりにお会いしてパワーをもらった。ここに一緒にいられることが嬉しいし、続けてきてよかった」と涙ぐむ場面もあった。
土屋はともに演じてきた片寄にも「映画初出演の初日おめでとうございます。お兄がお兄でよかったです!」と笑顔を見せると、片寄は「こちらこそ」と思わぬメッセージに照れ笑いを浮かべ、土屋は「お兄になってくれてありがとうございました」とこれまで撮影からイベントなどをこなしてきた感謝の気持ちを明かした。最後に土屋は「アットホームな現場ではぐくまれて、愛らしいラブストーリーになりました。大切な何かを探す気持ちや、守ろうとする気持ち、そういった純粋な愛情を込めて表現しました。この作品を、心から誇りに思って皆さんに届けたいと思います」とメッセージを送った。
恋に恋するちょっと恋愛体質な女子高生・橘せとかを見守るイケメン兄・橘はるか、さらに同級生の兄・芹川高嶺がせとかに急接近。突然訪れた人生初のモテキにせとかは戸惑いを隠せず―。“兄系イケメンズ”に愛されまくって大パニックな女子高生役に土屋太鳳が挑戦。映画初出演の片寄涼太は、髪型・制服・ヘッドフォンまで漫画から飛び出してきたかのようなイケメン兄・橘はるかを演じる。芹川高嶺を演じる千葉雄大は、ギャップたっぷりの超ドS・毒舌キャラを熱演する。
映画『兄に愛されすぎて困ってます』は全国で公開中!
監督:河合勇人
原作:夜神里奈「兄に愛されすぎて困ってます」(小学館「Sho-Comi」連載中)
出演:土屋太鳳、片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE)、千葉雄大、草川拓弥(超特急)、杉野遥亮
配給:松竹
(C)2017「兄こま」製作委員会
(C)夜神里奈/小学館