世界中で約60もの言語に翻訳されている児童文学「アルプスの少女ハイジ」。ハイジを生んだ国スイスが、21世紀版ハイジとして新たな実写映画として製作された本作。物語に詰まっている、子供たちが大人になる時に、そして大人になってからも迷った時に心に響くメッセージ。なぜ学ぶことが必要なのか、なぜ人を思いやることが大切なのか、ハイジが笑顔で教えてくれる。今こそ必要だと実感し、情熱とプライドをかけて21世紀版ハイジとして新たなマスターピースを生み出した。ハイジを演じるのは、500人の候補の中から選ばれたアヌーク・シュテフェン。アルムおんじには、名優ブルーノ・ガンツ。新しいと同時に懐かしいハイジの冒険物語が、アルプスの風に乗って日本へやってくる。
今回、本作の日本語吹替え版のキャストとして、アルプスの山にやってきた元気いっぱいの少女ハイジ役を花澤香菜、がんこだけど優しいアルムおんじ役を茶風林、車いすの令嬢クララ役を早見沙織が務めることが発表された。アニメ版でハイジの物語に親しんできたという3人だが、花澤は「まさか自分にハイジを演じる機会があるなんて思わなかったので、とても嬉しかったです」、茶風林は「大好きな作品でしたので、喜びと共に、私に出来るのか?と緊張しました」、早見は「お話を頂いたときは、まさか、と驚くと同時に、とても嬉しかったです。アフレコの際はとても緊張しましたが、ハイジ役の花澤さんをはじめ皆様と掛け合ううちに作品の世界に引き込まれました」と喜びのコメントを寄せている。
アフレコの収録を終えた花澤は「どんな場面でも純粋な心で喋ることに気をつけました。以前スイスに行ったことがあり、そこで感じた空気や景色を思い出しながらアフレコしていました」と話し、茶風鈴は「世渡りが下手で、まっすぐな故に人間嫌いになってしまったおんじの厳しさ・恐さ、そしてハイジに出会って氷解してゆく心の行方を表現出来ればと思いました。大変な役でしたがおんじ役を演じられた事は大変幸せで、私の役者人生の宝物の一つになりました」、早見は「ハイジと接するときはお姉さんのように振る舞いつつ、それでもまだまだ子供らしさを感じられるような女の子になるよう意識しました。クララは、穏やかでやさしくまっすぐな女の子なので、演じていてこちらもそんな気持ちを貰った気がします。」と歴史あるキャラクターに新たに声を吹き込んだ感想を語った。
他にも、厳格なクララの教育係ロッテンマイヤー役に本田貴子、ヤギ飼いのペーター役に笹島かほるなど個性ある実力派声優らが参加。吹替え版の演出はベテラン声優でもある千葉繁が務め、アフレコは都内スタジオにて声優が一同に会して行われた。
映画『ハイジ アルプスの物語』は2017年8月26日(土)よりYEBISU GARDEN CINEMAほか全国で公開!
監督:アラン・グスポーナー
原作:「アルプスの少女ハイジ」(講談社青い鳥文庫)
出演:アヌーク・シュテフェン、ブルーノ・ガンツ、イザベル・オットマン
配給:キノフィルムズ
©2015 Zodiac Pictures Ltd / Claussen+Putz Filmproduktion GmbH / Studiocanal Film GmbH