熊澤尚人監督、石井杏奈、中島健人、芳根京子、寛一郎

実写映画『心が叫びたがってるんだ。』の完成記念プレミアイベントが7月5日(水)に六本木ヒルズで行われ、中島健人、芳根京子、石井杏奈(E-girls)、寛一郎、熊澤尚人監督が登壇した。

今回行われた本作のお披露目イベントには、2日後が七夕ということで浴衣姿で登場した中島健人(Sexy Zone)、芳根京子、石井杏奈、寛一郎らキャストと熊澤尚人監督が、本作の爽やかさをイメージしたブルーカーペットを歩き、駆け付けた1,000人のファンとグリーティングを行いながら登壇した。

イベントが始まる直前から強い雨に見舞われた会場だが、中島が「空が感動の涙に包まれています」と挨拶すると待ちわびた観客からは大きな声援が沸き起こり「最高の青春を描いた、この作品に参加できて嬉しく思っています」とコメント。続けて、芳根が「昨日テルテル坊主作ったんですけど力が足りなかったです・・・」と残念そうに言うと、中島は「何個作ったの?今日は百個必要でしたね」とツッコまれ、キャスト同士の仲の良さを感じさせるスタートとなった。

「いつも王子様」と中島の印象を語る芳根。この日も「皆さんの浴衣が素敵すぎて何も言えません」と語るなど“王子様”らしさを出す中島だが、主演として撮影中は常に周りに気を配っていたようで熊澤監督は「絶えずみんなに話しかけて、笑い話を披露してくれた。スタッフ全員にも朝の挨拶から始まり、気配りが利くいい座長」と大絶賛。

続けて石井は「お仕事のプロで人間のプロ」と中島を表現したが、その理由について「疲れた表情を見せないので『辛いこととかあるんですか?』って聞いたら『おれの人生は全てハッピーエンドだからそんなことないよ』って(笑)素晴らしいと思いました」と暴露。さらに芳根は「『最後の晩餐に何を食べますか?』って聞いたら『おれに最後の日はない』って。『ごめんなさい、好きな食べ物なんですか?』って聞き直したら『お米』って言われました」と明かし、場内は大きな笑いに包まれた。

イベントでは、登壇者が順番に願い事を披露し、芳根は「“腹筋割れたい”。ジムに入会しました」と明かすと、寛一郎は「“体が柔らかくなってほしい”。日常生活に支障が出るくらい硬い」と明かした。さらに寛一郎が前屈して見せたが、あまりの体の硬さに芳根からジムへの勧誘を受ける場面もあった。石井は「撮影が寒い時期だった」ということもあり“みんなと夏を満喫したい”という願い事を書き、最後に中島は“早起きが得意になれますように”と書いた短冊を披露。「朝がすごい苦手で。撮影中はアラームを10個以上かけてなんとか起きようとした」と明かした。

最後に中島は「『心が叫びたがってるんだ。』は、今を大切にして、大事な人に言葉を伝えようと思える作品です。とにかく明日が楽しみになる作品。僕ら4人が主役であり、この映画を観る皆さんが主役だと思っています。皆さんの心を叫んで、最高の青春を過ごしてください」とメッセージを送り、イベントを締めた。

2015年9月に公開され、青春時代に誰もが経験したもどかしい気持ちや、言葉の大切さ、音楽の素晴らしさに多くの人々が共感し、大ヒットを記録した劇場版アニメ『心が叫びたがってるんだ。』を実写映画化。主人公・坂上拓実役をSexy Zoneのメンバーで本作が主演映画4作目となる中島健人、ヒロイン・成瀬順役を芳根京子、仁藤菜月役をE-girlsのメンバーで女優としても活躍をしている石井杏奈、田崎大樹役を俳優デビューとなる寛一郎が演じる。メガホンを取るのは『近キョリ恋愛』『君に届け』などを手掛けた熊澤尚人監督。

芳根京子

石井杏奈

寛一郎

体の硬さを示す寛一郎


映画『心が叫びたがってるんだ。』は2017年7月22日(土)より全国で公開!
監督:熊澤尚人
出演:中島健人、芳根京子、石井杏奈、寛一郎
配給:アニプレックス
©2017映画「心が叫びたがってるんだ。」製作委員会 ©超平和バスターズ