ユニバーサル・モンスター次世代リメイク第一弾『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』でメガホンを取るアレックス・カーツマン監督のインタビュー映像が到着した。

始まりは、古代エジプト。誰よりも気高く美しい王女アマネットは、次期女王として選ばれていたが約束は裏切られ、激しい怒りと力への欲望をため込んだ彼女は闇に堕ち、生きながらにして棺に封印された―二千年の時を経て、発掘された彼女の棺。憎悪を募らせた王女が目覚め、全ての人間たちへ想像を絶する復讐を始める―。主人公ニックを演じるトム・クルーズは、これまでのヒーロー像とは違う“一般人”。王女アマネット役をソフィア・ブテラが演じる。本作は、ユニバーサル・スタジオのモンスター映画を次世代向けにリメイクする「ダーク・ユニバース」第一弾。

今回、本作の監督であり、「ダーク・ユニバース」プロジェクトの中心人物であるアレックス・カーツマン監督のインタビュー映像が到着した。この巨大プロジェクトを、「ワイルド・スピード」シリーズを手掛けているクリス・モーガンと共に、中核として担っているのが「トランスフォーマー」「スター・トレック」「ミッション:インポッシブル」シリーズなど、数多くの脚本・プロデュースを手掛けてきたアレックス・カーツマン。

本映像でカーツマン監督は、本作の基となる『ミイラ再生』(1932)に大きなリスペクトを置きつつも新しく生まれ変わらせるため、物語の鍵となるミイラを女性にする決断を下したことに触れ「女性にしようと決めた瞬間に、可能性が大きく広がりストーリーが新鮮に感じられた。どんな映画でも悪役に面白い背景を持たせるのが難しいんだ。“前代未聞だ”と言われたけど“だからいいんだ!”と返すと周囲もすぐに賛同してくれた。最初の賛同者がトムだよ!」と、本作の主演を務めるハリウッドきっての大スターでありプロデューサーとしても類い稀なる才能を発揮しているトム・クルーズが真っ先に賛成してくれたことを嬉しそうに振り返る。

そして、今後の「ダーク・ユニバース」作品を繋ぎ合わせる秘密組織“プロディジウム”を登場させたことについて「モンスターの神話や歴史、成り立ちを研究する組織だ。この世にはどんなモンスターがいて、どんな文化的背景で生まれたか科学的に研究している。僕はこのアイディアが気に入ってるんだ。モンスターを現実世界に置くならば、科学的根拠を持たせたいと思ったんだよ」とその意義を明かしている。

また、「ダーク・ユニバース」プロジェクト第一弾作品の主演という大役を務めあげたトム、さらに意外にもトムと初共演となる、“プロディジウム”を取り仕切る中心人物であるヘンリー・ジキル博士を演じたラッセル・クロウという大スターの2人について「互いのファンとして尊敬し合っていたね。僕が監督する現場にトムとラッセルという映画史上最高の俳優2人がいる。彼らの演技を見守ることが僕の仕事だったよ」と惜しみない賛辞を送っており、さらに“前代未聞の女性ミイラ”を演じたソフィア・ブテラの起用についても「ソフィアしか考えられなかった。ミイラ役が良くなければたとえトムがいてもこの映画は成立しない。“君抜きでは映画が成立しない”と必死に説得したよ。彼女を念頭に置いてミイラのスケッチをしていたんだ」と振り返っている。

映画『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』は2017年7月28日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国で公開!
監督:アレックス・カーツマン
出演:トム・クルーズ、ソフィア・ブテラ、アナベル・ウォーリス、ジェイク・ジョンソン、コートニー・B・ヴァンス/ラッセル・クロウ
配給:東宝東和
©Universal Pictures