埼玉県の秩父を舞台にした実写映画『心が叫びたがってるんだ。』より、仁藤菜月役の石井杏奈が始球式に登場した。メットライフドームに大歓声が響き渡る中、「NATSUKI 7.22」のオリジナルユニフォームでマウンドへあがった石井は、初めての始球式ということもあり緊張した面持ちだったが、この日が19歳の誕生日であることがアナウンスで告げられるとにっこりと笑顔を見せた。また、観客も拍手と歓声で誕生日を祝福。引きしまった表情の石井は、伸びやかな投球フォームで大きく右腕を振り抜くと、ボールはツーバウンドしてキャッチャーミットへ。温かい拍手が球場を包み込んだ。
始球式を終えた石井は「残念ながらノーバウンドでは届かなかったです」と残念そうに語り「実は過去にソフトボール部の役をやらせていただいたり、弟が野球部なのでよくキャッチボールをしていたので、投げる前はちょっとだけ自信があったんです。昨日も弟に会ったら、アドバイスをもらいました。肘から投げるんだよって(笑)」と明かしたが、球場の上らで練習をしてから緊張が高まったという。
さらに今回始球式が行われたメットライフドームは『ここさけ』の聖地のひとつで、劇場アニメ版の声優も始球式を行った場所。石井は「今回は仁藤菜月として投げさせていただいたんです。『ここさけ』に関わっていたからこそできた始球式だと思いますし、野球を好きなみなさんにも『ここさけ』を見ていただけたらなと思いながら挑みました。『ここさけ』がもっと広がればいいなと思います」と語り、続けて「4人の登場人物の青春物語です。観た方はきっと4人の誰かに感情移入できると思います。勇気を出してみよう、自分の殻を破ってみようと私も感じることができました。いろいろな人の背中を押す作品になれば良いなと思っています」と本作をアピール。
そしてこの日19歳の誕生日を迎えたことについて「19歳は・・・(自身が演じる)仁藤菜月みたいな女性になりたいです!高校生なのに大人っぽいですし、正義感もあって、まわりからも愛される女の子で、私自身も憧れています。こんなふうに誕生日を過ごせるなんて思ってもいませんでしたし、何年経っても忘れない19歳の誕生日になりました」と笑顔を見せた。
2015年9月に公開され、青春時代に誰もが経験したもどかしい気持ちや、言葉の大切さ、音楽の素晴らしさに多くの人々が共感し、大ヒットを記録した劇場版アニメ『心が叫びたがってるんだ。』を実写映画化。主人公・坂上拓実役をSexy Zoneのメンバーで本作が主演映画4作目となる中島健人、ヒロイン・成瀬順役を芳根京子、仁藤菜月役をE-girlsのメンバーで女優としても活躍をしている石井杏奈、田崎大樹役を俳優デビューとなる寛一郎が演じる。メガホンを取るのは『近キョリ恋愛』『君に届け』などを手掛けた熊澤尚人監督。
映画『心が叫びたがってるんだ。』は2017年7月22日(土)より全国で公開!
監督:熊澤尚人
出演:中島健人、芳根京子、石井杏奈、寛一郎
配給:アニプレックス
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