実写映画『心が叫びたがってるんだ。』の先行上映会が映画の舞台である秩父で7月15日（土）に行われ、劇場版アニメで主役・成瀬順の声を担当した水瀬いのりが登壇した。

劇場版アニメでも舞台となり、今回実写映画でもほとんどの撮影が行われた秩父で行われた上映会には、公式Twitterで募集したアニメファンを中心とした600名の観客が集まった。さらに上映後には、劇場版オリジナルアニメ『心が叫びたがってるんだ。』で成瀬順の声優を務め、実写版にも出演している水瀬いのりがイベントに登壇。劇場版アニメを振り返り、感謝の気持ちを伝えるとともに、実写映画にエールを送った。

2015年9月に公開された劇場版アニメ『心が叫びたがってるんだ。』。主人公・成瀬順の声を担当した水瀬は「毎日の生活を大きく変えた作品の一つ」と振り返り「（秩父は）今は第二の故郷と言えるくらい」と秩父愛を明かした。さらに今回実写版に出演したことについて「4人のキャストを目の前で見たとき、とても不思議な気持ちになりました」と語り、自身が声を担当した順役を演じる芳根京子については「世界観がとてもすてきだと思いました。一緒に写真も撮っていただき、とても優しい方で、オーラがありました」とコメント。

普段は声優として活躍する水瀬だが、今回の撮影について「出来上がるまでわからないドキドキ感や緊張感がありました」と明かし「ナチュラルメイクで親しみやすい感じで、カメレオン化していました。どこに出ていたかわからない方がいらっしゃったら、それは私が上手かったということかな？」と自信を見せた。また、完成した映画を見た感想として「アニメの声優と実写への出演の両方という、なかなかない体験ができました。実写でよりリアルな青春群像劇として成立した。たくさんの人に観ていただけたら嬉しいなと心から思っています」とこれから観る人に向けてメッセージを送った。

2015年9月に公開され、青春時代に誰もが経験したもどかしい気持ちや、言葉の大切さ、音楽の素晴らしさに多くの人々が共感し、大ヒットを記録した劇場版アニメ『心が叫びたがってるんだ。』を実写映画化。主人公・坂上拓実役をSexy Zoneのメンバーで本作が主演映画4作目となる中島健人、ヒロイン・成瀬順役を芳根京子、仁藤菜月役をE-girlsのメンバーで女優としても活躍をしている石井杏奈、田崎大樹役を俳優デビューとなる寛一郎が演じる。メガホンを取るのは『近キョリ恋愛』『君に届け』などを手掛けた熊澤尚人監督。