“お母さんをお金で買う”ことを思いついた孤児の少女ブランカは、ある日、盲目のギター弾きピーターと出会う。歌でお金を稼ぐ孤児の少女ブランカと、盲目のギター弾きの“幸せを探す旅”―。どんな人生にも勇気を持って、立ち向かう価値があることを教えてくれる、心温まる感動作に仕上がった。日本人初のヴェネツィア・ビエンナーレ&ヴェネツィア国際映画祭の出資を得て製作された長谷井宏紀の第一回監督作品がついに日本凱旋。演技初挑戦となるブランカ役のサイデル・ガブデロの美しい歌声と演技力は観る者を強く惹きつける。
今回、本作の音声ガイド(UDCast方式)の吹き替えキャストが発表された。主人公ブランカの声を務めるのは、大人気アニメ「ラブライブ!」で主人公・高坂穂乃果の声優を務めた新田恵海、盲目のギター弾き・ピーターの声を務めるのは「NARUTO-ナルト-」シリーズで三代目火影・猿飛ヒルゼンの声優を務めた柴田秀勝に決定した。
今回音声ガイド声優を務めるにあたり、新田は「知らない世界に少し戸惑いながら、ブランカとピーターの交流や逞しく生きる姿に、そしてブランカの力強く繊細な歌声に、胸を打たれました。なんて美しいのだろう、と。守ることや信じること、共に生きていくこと、すべてが愛なのだと感じました。家族とは、安らぎとは、そして幸せとは。私も自分なりに見つめ合いたいと思いました」と話しており、実際に収録を終えて「ブランカの自然体な雰囲気や、次第に移り変わる心模様に寄り添えたら、と演じました。胸が苦しくなるシーンもありましたが、収録を終えて、切なくもとても温かい気持ちになりました。私にとって本格的な吹き替えが初めての挑戦だったこともあり、とても緊張していましたが、この映画の魅力を多くの方に届けられたら嬉しいです。ブランカの声を演じられて、改めてこの素敵な作品に携われたことを幸せに思います」と語っている。
また、ピーター役を務めた柴田も作品に関して「盲目のギター弾きピーターというキャラクターの吹き替えを担当、心引き締まる思いで収録日を迎えました。生きて行くために自分の居場所を見つける為に歩み続ける二人。監督の「ごく自然に演じてほしい」との注文を胸に臨んだアフレコでした。置かれた境遇に引き込まれそうになるのを抑え、素朴で明るく温かいそして自然にイメージに・・・はたして・・・気がかりを胸に劇場に向かいます」とコメントしている。
DCast方式による音声ガイド付き上映は、「見えない」「見えにくい」方が、いつでもどこでも映画が楽しめるよう、携帯機器(スマートフォン・タブレット端末)とイヤホンを使って音声ガイド付きで映画を鑑賞できるシステム。
映画『ブランカとギター弾き』は2017年7月29日(土)よりシネスイッチ銀座ほか全国で順次公開!
監督・脚本:長谷井宏紀
出演:サイデル・ガブテロ、ピーター・ミラリ、ジョマル・ビスヨ、レイモンド・カマチョ
配給:トランスフォーマー
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