今回が4年ぶりの来日となるナタリー・ポートマンは「私の新しい映画『プラネタリウム』です」と日本語で挨拶し、場内を沸かせた。本作では「仲のいい友人でもある」というレベッカ・ズロトヴスキ監督とのタッグとなったが「自分のことをよく知っている監督とお仕事をできるユニークな機会だと思いました」と今回のタッグを喜んでいる様子。さらに本作には、ジョニー・デップの娘であるリリー=ローズ・デップと共演しているナタリーだが、本作にリリー=ローズの出演を勧めたのはナタリーだと言い「英語とフランス語の両方を話せる若い女優を探すのに手間取っていた時に、リリー=ローズなら堪能であろうと思って」と明かした。
学生時代に日本語を学んでいたというナタリーは、この日も「こんばんは」「はじめまして」「私の名前はナタリーです」「酉年です」と流ちょうな日本語を披露したが「忘れてしまっていることが恥ずかしい・・・」と照れ笑いを見せた。また、今回の来日に際して「素敵な方やおいしい日本食を目にした。日本に来るチャンスは絶対に逃がさない。それくらい日本が大好きです」と日本への愛をアピールしたが、日本の映画に出演してみては?というフリには「そういうチャンスがあればぜひ。日本語で演技が出来るか少し不安はありますが」とコメント。
また、ナタリーは「自分は本当に恵まれていると思う」と言い、その理由を「いまだに挑戦だと思う場所へ誘ってくれる機会を与えられているから」と語った。最後にナタリーは日本語で「楽しんでください!」とメッセージを送った。
野心を抱く姉ローラと、ピュアでイノセントな妹ケイト。パリを舞台に心霊術師として華々しく活躍する二人は、彼女たちに魅了された映画プロデューサーと出会ったことで、互いの運命を狂わせていく―。アメリカで実在したスピリチュアリズムの先駆者として名高いフォックス姉妹と、フランスの伝説の映画プロデューサーであるベルナール・ナタンがモデルの本作。活躍した年代も場所も違うが、「見えないものを見せようとした」、「詐欺師と呼ばれた」という点で共通する彼女たちの物語が、名女優ナタリー・ポートマン、ファッション界からショウビズ界まで今最も世界で注目されているリリー=ローズ・デップ、そしてカンヌに愛されたレベッカ・ズロトヴスキ監督により刹那的で美しい物語として新たに誕生した。
映画『プラネタリウム』は2017年9月23日(土)より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で公開!
監督:レベッカ・ズロトヴスキ
出演:ナタリー・ポートマン、リリー・ローズ・デップ、エマニュエル・サランジェ、アミラ・カサール、ピエール・サルヴァドーリ、ルイ・ガレル、ダーヴィット・ベネント、ダミアン・シャペル
配給:ファントム・フィルム
© Les Films Velvet - Les Films du Fleuve - France 3 Cinema - Kinology - Proximus - RTBF