“お母さんをお金で買う”ことを思いついた孤児の少女ブランカは、ある日、盲目のギター弾きピーターと出会う。歌でお金を稼ぐ孤児の少女ブランカと、盲目のギター弾きの“幸せを探す旅”―。どんな人生にも勇気を持って、立ち向かう価値があることを教えてくれる、心温まる感動作に仕上がった。日本人初のヴェネツィア・ビエンナーレ&ヴェネツィア国際映画祭の出資を得て製作された長谷井宏紀の第一回監督作品がついに日本凱旋。演技初挑戦となるブランカ役のサイデル・ガブデロの美しい歌声と演技力は観る者を強く惹きつける。
浅野忠信(俳優)
ブランカという少女の辿り着いた一つの愛の形に涙が止まらなかった。
UA(歌手)
悪にサイズはないにしても、未熟な悪を振る舞わなければならない子供たち。
けれど重要なのは、BLANKAには、ファンタジーが貫かれていることだ。
子供たちのその振る舞いを罪だと言い切れる大人はいない。そして何よりも、水晶より美しい羊水からできているブランカの涙は最高のギフトだ。共振する自分の涙まで浄化されるようだ。表現とはそういうことだと思う。盲目の男は「映画の中の出来事は全て本当のことなんだ」と言う。
小さな奇跡の連続に感謝した。映画から戦争がなくせるのなら、この世界もそうなるのかもしれないと、信じたくなる作品。
そして、子供たちはもう盗まなくなる。静かな祈りをありがとう。
草刈正雄(俳優)
哀しみ、苦しみがあっても、愛がいっぱい。ピーターのギターの音色が心地良い。
クリストファー・ドイル(撮影監督)
映画『ブランカとギター弾き』の気品溢れる映像美に、私は嫉妬した。その路上は決して「貧民街」ではなく、一つの「詩」である。登場人物たちの誇り高さは全てのフレームの中で祝福され、ブランカの笑顔のごとく真実であり、愛のように貪欲だ映画に登場する人物の在り方は盲目のピーターが感じるように共鳴し魅了し続ける。この映画は路上を引き上げ、祝福する路上の映画だ。そして、私たちが分かち合うべき「信頼」と、それを「必要」としている全ての人に向けての物語である。
HSU/Suchmos(ミュージシャン)
とてもリアルが詰まっている映画。見終わった後に何故か自分がミュージシャンであることに誇りを覚えました。リアルが詰まっていて画面の中は美しい、そして格好良い!!
たかのてるこ(地球の広報・旅人・エッセイスト)
旅に出て、自分を好きになろう!しあわせも、生きたい場所も、本当は、自分自身で決めていいのだ
竹下景子(女優)
物語ってこと忘れて見ていた。少女のまっすぐな眼差しが私の心まできれいにしてくれたんだ。ありがとう!
俵万智(歌人)
目に見えるもの、お金で買えるもの。それ以上のものが、確かにある。生きることを愛したくなる映画。
野村友里(料理人)
居場所を求め愛を探しにでた路上に暮らす少女ブランカの旅は過酷ながらも画面からは決して消え失せることのない信じる輝きと愛おしい眼差しが映しだされていた。ありがとう!
ピーター・バラカン(ブロードキャスター)
ベッドの上で眠れるというだけで感激する少女ブランカの愛おしさは並大抵ではありません。陳腐かも知れませんが、心が温かくなる本当に素敵な映画です。
村上虹郎(俳優)
スラムを馳け廻る少年少女たち。お金も家も親も無い彼らなのに、今までに逢ったどこの誰よりも色っぽくて眩しかった。
映画『ブランカとギター弾き』は2017年7月29日(土)よりシネスイッチ銀座ほか全国で順次公開!
監督・脚本:長谷井宏紀
出演:サイデル・ガブテロ、ピーター・ミラリ、ジョマル・ビスヨ、レイモンド・カマチョ
配給:トランスフォーマー
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