矢島晶子、須藤祐実、いとうあさこ、芦田愛菜、笑福亭鶴瓶、松山ケンイチ、中島美嘉、生瀬勝久

『怪盗グルーのミニオン大脱走』の公開記念舞台挨拶が7月22日(土)にTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、日本語吹替版キャストを務めた笑福亭鶴瓶、松山ケンイチ、中島美嘉、芦田愛菜、須藤祐実、矢島晶子、いとうあさこ、生瀬勝久が登壇した。

『ミニオンズ』が興収52億円を記録した大ヒットシリーズの最新作である本作。今回の舞台挨拶には、本作の日本語吹替版キャストの笑福亭鶴瓶、松山ケンイチ、中島美嘉、芦田愛菜、いとうあさこ、生瀬勝久、須藤祐実、矢島晶子らグルーファミリー8人が一同に集結した。

クレヨンしんちゃんの声でおなじみの矢島が「そうだぞ~」と、2015年に公開された『ミニオンズ』を含めてミニオンの人気が高まっている近年だが、鶴瓶は「今回はグルーにスポットが当たっている。ずっとミニオンに取られていたのでムカついてた(笑)」と冗談を交えてコメント。本作では、シリーズ第一作『怪盗グルーの月泥棒 3D』で“映画館のないところに映画を届ける”という目的で訪れた式根島を再び訪れた鶴瓶らキャスト。中でも初対面となったいとうと中島は意気投合したようで、1時間ほどの空き時間に足湯に行ったり、「海で足をぽちゃぽちゃしていた」と明かした。

本作ではアフレコのタイミングがそれぞれ別々だったといい、いとうは「式根島でお会いしたので楽しい旅行仲間という印象」と鶴瓶について語ったが、松山は「声を入れるときは全部一人で残念でしたが、もともとシリーズのファンだったので、グルーは鶴瓶さんしか考えられない」と大絶賛。これには鶴瓶も「嬉しいですね」と笑顔を見せた。しかし「僕アフレコ初めてですけど2日でした」と生瀬が明かすと、鶴瓶は「4日で撮り終えたけど呼び出し食らった。(声優の須藤と矢島を見て)二人はすごいよね」と感心している様子だった。しかし芦田が「3~4時間くらい」と明かすと、生瀬は「人よりうまいですよ」、松山は「うまさじゃないですから(笑)」と絶妙なフォローで返した。

続けて、タイトルにかけて“大脱走するとしたら?”という質問に「USJに行きたい」という須藤。鶴瓶が「行きましたよ!」と答えると、劇中で三姉妹を演じた須藤、矢島、芦田の三人からは「グルーさん!私も行きたい!」「いきたいなー」「お願い、グルーさん!」と役さながらの声が次々と上がり、鶴瓶はたじたじとなり、「すぐに(キャラクターの声を)出せるな!」と驚いていた様子だった。次にいとうは“孤独”から抜け出したいと語り「現場に来たら人がいるから楽しい!舞台挨拶が7時間くらい続けばいいなと・・・」と寂しげに答えた。

さらに今年から中学生になった芦田は「水泳が出来ないからプールから脱走したい。補習にも呼ばれてるんです」と苦手な科目があることを明かし、観客からは「がんばれー!」と声援が寄せられた。鶴瓶は、最近メルボルンに“大脱走”していたといい、あまり日本人がいなかった中で「たまたまいた日本人の方に『蛭子(能収)さんでしょ?』って言われた(笑)」と間違えられたことを明かし、七福神の恵比寿と間違えられたのでは?という絶妙なフォローに「そんなん間違えられたら怖いやんか!」と笑って返した。最後に鶴瓶は「グルーをやらせていただいて、改めてたくさんの人に人気だと分かりました。USJにも行って、『怪盗グルー』を観ていただきたいと思います」とUSJとともに本作をアピールした。

『怪盗グルーの月泥棒』(2010)、『怪盗グルーのミニオン危機一発』(2013)に続くグルーやミニオンたちが活躍するシリーズ最新作。グルーはもちろん、家族になったアグネス、イディス、マーゴの3姉妹、そしてルーシーの前に新たな最強のライバルが登場する。その名も、怪盗バルタザール・ブラッド。グルーの最強(?)の相棒ミニオンたちは本作ではどんな大騒動を巻き起こすのか?シリーズ史上最大のスケールで繰り広げられる笑いと興奮と感動の物語がいよいよ始まる。

【取材・写真・文/編集部】

笑福亭鶴瓶

松山ケンイチ

中島美嘉

芦田愛菜

生瀬勝久

いとうあさこ、笑福亭鶴瓶


映画『怪盗グルーのミニオン大脱走』は全国で公開中!
監督:ピエール・コフィン、カイル・バルダ
声の出演:スティーヴ・カレル、クリステン・ウィグ、トレイ・パーカー
配給:東宝東和
© UNIVERSAL STUDIOS