『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』のジャパンプレミアが7月26日（水）に都内で行われ、主演の山﨑賢人、神木隆之介、小松菜奈、岡田将生、新田真剣佑、山田孝之、伊勢谷友介らキャストと三池崇史監督が登壇した。

今回、満を持しての日本初上映となった本作。昨年9月の記者会見以来10か月ぶりに勢ぞろいした豪華キャストによって本作の撮影時のエピソードなどが語られたほか、山﨑賢人演じる東方仗助の触れるだけで他人のケガや壊れたものをなおすことができる“最も優しいスタンド”「クレイジー・ダイヤモンド」の巨大氷彫刻を、日本の氷彫刻第一人者・小阪芳史が今回のプレミアのためだけに特別に製作された。

昨年行われた本作の記者会見で「（自身が演じる）億泰は、兄の（岡田演じる）形兆を愛しています。僕も岡田さんを愛していると言いたい」と本作に挑んだ真剣佑。撮影中は“結構年上”という岡田に対してため口だったと言い「形兆を愛していますし、真剣佑としても岡田将生を愛しました」と見事言い切った。また、昼間の撮影が多かったという二人は夜ご飯をよく一緒に食べに行ったなどの仲良しエピソードを披露した。

今回シッチェスとバルセロナでの大規模なロケが行われた本作だが、滞在期間が3日だったという小松は「撮影してちょっとだけ観光して帰ったので寂しかった。空気を感じることもできず・・・」と長期滞在していたほかのキャストとの交流が少なかったことを残念そうに明かした。それに対して神木は現地滞在を存分に味わっていたようで「サッカー観て、観光しまくりました」と明かし、さらに伊勢谷から「お金使ったんでしょ？」とツッコまれるると「そりゃ、スペインだもん！」と笑顔で返した。

また、主演の山﨑は「（撮影の）最初から最後までいたので思い出だらけ」と語り「海の見えるテラス的で500gの肉を食べたり」と神木と同じくオフを楽しんでいた様子。そんな街並みについて神木は「左に海、右に山と言う感じ。景色がきれいなのは映画を観てもらえば分かると思う」と自信を見せたが、おすすめのシーンについては「スタンドが出るシーン。どうやって表現しているんだろうと思うと思うんですけど、そう劇的でした。新しいものに出会えた感覚」と笑みを浮かべた。

また、イベントの終盤には原作である荒木飛呂彦からのビデオメッセージが上映され、キャストと映画について大絶賛されると、山﨑は「死ぬ気でやったので、本当に嬉しい・・・そうです、嬉しい」と喜びのあまりに言葉が詰まる場面もあった。最後に山﨑は最後まで予測不可能な映画。スタンドを使った戦いは計算されていて最後まで楽しめる。その中で家族愛やいろいろな愛を描いている作品」と本作をアピールした。

イベントの最後に行われたフォトセッションでは、山﨑演じる東方仗助が使うスタンド能力「クレイジー・ダイヤモンド」をイメージした氷像が登場。山﨑の「今年の夏は！」という掛け声に観客が「ジョジョ！」と叫び、イベントを締めた。

19世紀末のイギリスを舞台にした第1部から始まる“ジョジョ”と呼ばれる“ジョースター家”の代々の戦いを描く大河ストーリー。今回映画化されるのは第4部「ダイヤモンドは砕けない」。主人公・東方仗助役を山﨑賢人が演じるほか、神木隆之介、小松菜奈、岡田将生、真剣佑、観月ありさ、國村隼、山田孝之、伊勢谷友介ら豪華キャストが結集し、スペイン・シッチェスと日本で撮影が行われた。