“お母さんをお金で買う”ことを思いついた孤児の少女ブランカは、ある日、盲目のギター弾きピーターと出会う。歌でお金を稼ぐ孤児の少女ブランカと、盲目のギター弾きの“幸せを探す旅”―。どんな人生にも勇気を持って、立ち向かう価値があることを教えてくれる、心温まる感動作に仕上がった。日本人初のヴェネツィア・ビエンナーレ&ヴェネツィア国際映画祭の出資を得て製作された長谷井宏紀の第一回監督作品がついに日本凱旋。演技初挑戦となるブランカ役のサイデル・ガブデロの美しい歌声と演技力は観る者を強く惹きつける。
先日発表された本作の音声ガイド付き上映だが、今回、主人公ブランカの日本語吹替えを担当する声優の新田恵海が登壇して、一緒に音声ガイド付きの上映を観るイベントが8月1日(火)にシネスイッチ銀座で開催されることが決定した。当日は、新田も音声ガイドをつけて、参加者と一緒に映画を鑑賞する。上映後には視覚障害のある人も当たり前に映画館に行けるようUDCastアプリの開発にも携わっている松田高加子氏と新田によるトークショーが開催される。吹き替えキャストと一緒に作品を観る貴重な機会となる。当日のチケットは劇場窓口にて発売中。
新田は音声ガイド声優を務めるにあたり、映画を観て「知らない世界に少し戸惑いながら、ブランカとピーターの交流や逞しく生きる姿に、そしてブランカの力強く繊細な歌声に、胸を打たれました。なんて美しいのだろう、と。守ることや信じること、共に生きていくこと、すべてが愛なのだと感じました。家族とは、安らぎとは、そして幸せとは。私も自分なりに見つめ合いたいと思いました」と話しており、収録を終えて「ブランカの自然体な雰囲気や、次第に移り変わる心模様に寄り添えたら、と演じました。胸が苦しくなるシーンもありましたが、収録を終えて、切なくもとても温かい気持ちになりました。私にとって本格的な吹き替えが初めての挑戦だったこともあり、とても緊張していましたが、この映画の魅力を多くの方に届けられたら嬉しいです。ブランカの声を演じられて、改めてこの素敵な作品に携われたことを幸せに思います」と語っている。
映画『ブランカとギター弾き』は2017年7月29日(土)よりシネスイッチ銀座ほか全国で順次公開!
監督・脚本:長谷井宏紀
出演:サイデル・ガブテロ、ピーター・ミラリ、ジョマル・ビスヨ、レイモンド・カマチョ
配給:トランスフォーマー
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