始まりは、古代エジプト。誰よりも気高く美しい王女アマネットは、次期女王として選ばれていたが約束は裏切られ、激しい怒りと力への欲望をため込んだ彼女は闇に堕ち、生きながらにして棺に封印された―二千年の時を経て、発掘された彼女の棺。憎悪を募らせた王女が目覚め、全ての人間たちへ想像を絶する復讐を始める―。主人公ニックを演じるトム・クルーズは、これまでのヒーロー像とは違う“一般人”。王女アマネット役をソフィア・ブテラが演じる。本作は、ユニバーサル・スタジオのモンスター映画を次世代向けにリメイクする「ダーク・ユニバース」第一弾。
今回、トム・クルーズが自ら提案したという無重力空間での圧巻の飛行機墜落寸前の本編映像が解禁された。謎の地下空洞で発見した巨大な棺を輸送中、突然大量のカラスが窓を突き破り、パイロット達は絶命―。ジェニー(アナベル・ウォーリス)を引っ張り後部に戻るニック(トム・クルーズ)だが、やがて飛行機はコントロールを失い無重力状態になってしまう。ニックの助けでなんとかパラシュートを背負うジェニーだが、爆発により機体に穴が空き、同乗していた兵士たちは次々と投げだされる。果たしてニックの運命は?臨場感漂う大迫力の映像に手に汗握ること間違いなしの映像となっている。
本作の重要なポイントとなるこの無重力状態のシーンのアイデアはトム・クルーズからの提案だったという。トムは本シーンについて「直感的で肌で恐ろしさを感じられるシーンを目指した。観客をいかにドキドキさせる事ができるかというのが僕らの一番の目標だった。物語の展開でも、キャラクターでも、肉体的なアクションでも、観客を楽しませる事が僕の最大の目的なんだ。その目的達成を目指して無重力状態のシーンが生まれたんだ」と振り返っている。フランスのボルドーを拠点とするノヴァスペース本社で撮影が行われたこのシーンでは、実際の旅客機エアバスA310が飛行し、40人のキャストとスタッフは機内で無重力状態を体験し、2日間に渡り1日2回、キャストとスタッフは2時間で16回の放物線飛行を行った。
アレックス・カーツマン監督は「この映画のセットでは、細部にわたるまで非常にきめ細やかな職人の技が反映されていた」と称賛し、アナベルは「何か月もの間、パッドを詰めた部屋でスタントのトレーニングをし、体を慣らしていったの。ダンサーのようにしなやかに動く必要があった。そうすれば、セットのリグでも本物の無重力の状態でも、自分の思う方向に進むことができるの」と今回の撮影に挑んだ際の意気込みを語っているが、撮影はかなりハードだったようで「生き抜くのに必死だったわ!まず、それだけね(笑)一生、忘れられない経験になった」と振り返っている。「世界中を旅し、様々な人と出会い、話を聞く度に、地理や土地を頭に描いている。人を楽しませる様々な方法についてもよく考える」と語るように、常に観る者に最高のエンターテイメントを届けようと考えるトムが自信をもって作りあげた“無重力アクション”を体感してみよう。
映画『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』は2017年7月28日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国で公開!
監督:アレックス・カーツマン
出演:トム・クルーズ、ソフィア・ブテラ、アナベル・ウォーリス、ジェイク・ジョンソン、コートニー・B・ヴァンス/ラッセル・クロウ
配給:東宝東和
©Universal Pictures