『三度目の殺人』の完成披露試写会が7月31日（月）にTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、レッドカーペットイベントに福山雅治、役所広司、広瀬すず、吉田鋼太郎、斉藤由貴、満島真之介、是枝裕和監督が登壇した。

今回本作の完成を記念して行われたイベントで、舞台挨拶の前に行われたレッドカーペットにキャストと監督が登壇した。

「撮り終えてから早く公開できたなと思ってる」と笑顔で登場した福山。続けて、役所は「やっと今日皆さんに観ていただける日が来ました。是枝監督の新たなジャンルの映画が出来たと思います。楽しみです」と自信を見せた。

また、是枝監督の『海街diary』に出演した広瀬は「監督の作品は二作目なんですけど、見たことがない監督の表情を現場で見れた作品だと思います」と本作が是枝監督にとってのターニングポイントにもなりうる作品だということが明かされた。また、広瀬の母親役を演じる斉藤は「広瀬すずちゃんの首筋のにおいを嗅ぐ機会はなかなかないと思うので、そういう指示をしてくれた監督に感謝の気持ちでいっぱいです（笑）是枝監督の作品に参加できて感謝しています」と冗談を交えつつ、喜びを表現した。

満島は「冬が一番似合わない男」と挨拶し、是枝監督は「並んで自己紹介させていただいているだけで最高のキャストと映画を作ったんだなと言う実感に浸っています。挑戦することが多い現場でしたがやれることはやりきったなと」と本作の完成度に自信を見せた。

『そして父になる』（2013）の是枝裕和監督と福山雅治の2度目のタッグとなる心揺さぶる法廷心理ドラマである本作。勝利にこだわる弁護士・重盛が、やむをえず弁護をすることになった殺人の前科がある三隅。「負け」が決まったような裁判だったが確信が揺らいでいく重盛。本当に彼が殺したのか？弁護士・重森を福山雅治、殺人犯・三隅を役所広司が演じ、広瀬すず、斉藤由貴、吉田鋼太郎、満島真之介、松岡依都美、市川実日子、橋爪功らが脇を固める。