中西健二監督、加藤玲奈、村上虹郎、吉田円佳、山田裕貴

『二度めの夏、二度と会えない君』のプレミア試写会が8月10日(木)に新宿バルト9で行われ、村上虹郎、吉田円佳、加藤玲奈、山田裕貴、中西健二監督が登壇した。

劇中の衣装である制服で登壇したキャストたち。制服を着るのは撮影以来だという村上は「慣れないですね」と照れ笑いを見せ「撮影当時は19歳で今は20歳になりました」と振り返った。また同じく20歳になった加藤に「(制服は)どうですか?」と話を振ると、加藤は「私一番年下なんで(笑)」と冗談を交えて返し、27歳の山田が「喧嘩売ってるの?」とさらに冗談で返す場面もあった。

劇中で楽器の演奏を披露するキャストたちだが、ギターの経験があったという村上は「楽しかったです!」と笑顔を見せ、また楽器の経験がなかったという山田も「僕と金城(茉奈)ちゃんは初めてで、3か月くらいみっちり教えてもらいながら、家で練習した」と振り返り「(メンバーで)合わせたときにすごく楽しくて、バンドをやるってこういうことなのかと体験した。快感でした!」と笑顔で語った。また、現在ガールズバンド・たんこぶちんのメンバーとして活躍する吉田は「たんこぶちん以外で歌う機会はあまりないので新鮮でした。男女混合でしかも高校生。青春だなと思った」とそれぞれが楽しんでいたよう様子。また、生徒会長役としてバンドには参加していない加藤は「うらやましかった。キラキラしてて」とバンドメンバーの楽しそうな様子を窺わせた。

ここで映画のタイトルにちなみ“二度目があるとしたらやり直したいことは?”という質問に「全くない」と答えた村上だが「自分が知らない時代に行ってみたい。恐竜がいる時代とか。近未来的なツールを持って行って暴れる」と笑いを誘った。吉田も「後悔したことはない」と言い、唯一「小学生の頃にチアをやって、足を思いっきりあげたらずっこけた。恥ずかしかったのでやり直したい」とエピソードを披露。加藤は「AKB48としてデビューした時の髪形がめちゃくちゃダサい。それを撮り直したいです」と苦笑しつつ、場内からは笑いが起きた。山田は「やり直したいことはない」といい、その理由を「役者は駆け出しが大変で今は仕事をいただいている。過去には戻りたくないです」と満面の笑みを浮かべて答えた。

最後に山田は「一生懸命になるという学生時代と重なる部分があると思うのでそれを観てもらいたい」、加藤は「青春がギュッと詰まった映画です」、吉田は「私たちのバンドで担当している音楽にも注目して楽しんでいただければ」とそれぞれ本作をアピール。村上は「最近(今回のイベントが行われた)バルト9に『ザ・マミー』を観に来て、自分の顔が張り出されていて恥ずかしかったです」と明かし「ジャンルを問わず集まった魅力的なキャストを中西監督が素敵に撮ってくれています。ワンシーンでも皆さんの心に印象づくことが出来たら嬉しいです」とメッセージを送った。

「バンドやろう!」あの夏、彼女は言った。もう二度と会えないと思っていた彼女と過ごす、二度めの夏。大好きな彼女を悲しませないため、僕はあの夏をやり直す―。主演は若手実力派・村上虹郎、ヒロイン役にはパワフルなライブパフォーマンスで唯一無二の存在感を放つガールズロックバンド「たんこぶちん」Vo&Gtの吉田円佳、さらにAKB48の加藤玲奈、モデル・女優と活躍する金城茉奈、出演作が目白押しの山田裕貴とフレッシュなキャストが集結。教師役に本上まなみ、メンバーが通う楽器店のナゾめいたオーナー役に菊池亜希子が出演。二度と来ない夏を締めくくる青春純愛ストーリーが誕生した。

村上虹郎

吉田円佳

加藤玲奈

山田裕貴


映画『二度めの夏、二度と会えない君』は2017年9月1日(金)より新宿バルト9ほか全国で公開!
監督:中西健二
原作:赤城大空「二度めの夏、二度と会えない君」(小学館「ガガガ文庫」刊)
出演:村上虹郎、吉田円佳、加藤玲奈、金城茉奈、山田裕貴/本上まなみ/菊池亜希子
配給:キノフィルムズ/木下グループ
©赤城大空・小学館/ 『二度めの夏、二度と会えない君』パートナーズ